ホンダのNBOXを筆頭に、スペーシア、ルークス、タント、ウェイクなどの軽乗用車の中ではスライドドアのハイトワゴン系が人気です。
主婦層の中ではその選択理由の中に「自転車が載るから」というポイントも高くなっています。
これは、お子さんの送迎目的で雨が降っているときや、帰りの深夜に迎えに行くときなどには、「自転車が載せられる」という安心感や余裕感が先行しています。
しかしながら、「自転車も載せられるから」といってスライドドアのハイト系ワゴンを選んでも、実際に自転車を載せることなど皆無に近いのが現状です。
ハイトワゴンを選ぶ理由のほとんどは、室内の広さからくる解放感が得られることやスライドドアの利便性から選ばれる理由が主になっています。
自転車を載せる目的が主になるようなら、エブリーやアトレーなどのワンボックス系(キャブオーバー)車の方が圧倒的に楽ですし、軽自動車以外ならノア・ヴォクシーやセレナ系のミニバンが選択肢になってきます。
そこで、4枚ドアの一般的な軽乗用車には、いわゆるママチャリ、ギンチャリなどとも呼ばれる27インチ前後クラスの自転車が、助手席も乗車できる状態で積載できないか確認してみました。
ハイトワゴン以外の一般軽乗用車に自転車が載るか?
ここでハイトワゴンと呼ぶのは、後席がスライドドアになっている軽乗用車とします。一方、後席が前席と同じように開く4枚ドア車を一般軽乗用車として、この「一般軽乗用車に27インチの自転車は載せられないのか?」を試しています。
積載できるか試した軽乗用車
少し背は高い方になりますが、ハスラーやNWGN、デイズなどのクラスに相当するLIFE(JB6)に27インチ(通称ママチャリ、ギンチャリ)クラスの自転車を載せてみます。
ハッチからそのまま突っ込んでみましたが
最初に後席だけ倒して自転車を知恵の輪のように倒したり、逆に向けたりと色々とやってみましたが、やはりそのままで載せることは難しい状態でした。
ハンドルが邪魔で入れられなかったため
最終的には前輪だけ外して載せることができました。ハンドルの物理的な高さが後部開口高さが狭くて入りませんでした 以下、27インチ自転車を4枚ドアの一般軽乗用車に載せた状態です。
フロントタイヤを取り外さなければ載せることはできなかったものの、一般軽乗用車でも27インチ自転車を載せることはできました。
送迎毎に工具を持参して、積載前に現場で前輪を外すなどは現実的ではありません。しかし、「一般軽乗用車には自転車は載せらない」という先入観よりも、「一般軽乗用車でも27インチクラスの自転車は載せられるけど面倒だ」という実証です。
積載時はスタンドは上げて室内に対して斜めに自転車を配置して、フロントタイヤを横に寝かしても立てても載るほど余裕はあります。もちろん助手席には影響していないので2名乗車+27インチ自転車の積載状態が実現しました。
軽乗用車に自転車(27インチ前後)を載せるポイント
- 後席は倒す
- 自転車の前輪を外す
- スタンドは立てる
- アシストグリップを使って紐で固定
- 向きは後輪から突っ込み、荷室の斜めに配置
軽自動車には大きさの規格があるため、ほとんどの軽自動車は基本的には規格内の最大幅と長さになっており、あとは高さが違うようになってきます。
そのためエブリーを代表とするワンボックス系でない限り、一般軽乗用車の後席スペースは似たような大きさであるため、「軽乗用車のほとんどは工夫すれば27インチ自転車でも積載することはできます。」
ハンドルを外そうかと思いましたが、前輪の方が早いし楽だったので前輪を外して積載しました。固定にはアシストグリップに引っ掛けてタイダウンを利用しています。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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