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アルミビレット センターキャップの耐久性確認

センターキャップの耐久性

アルマニアのトヨタ、レクサス純正アルミホイールに装着できる「アルミビレットセンターキャップ(TY01A-FLT1)」を、商品の発売後から耐久性の確認用に装着してあった車輛から取り外して、商品の状態確認を行いました。

レクサスNXにアルミビレットセンターキャップを装着
LEXUS NX300hに装着して2年経過

装着日が2018年2月19日となっておりましたので、確認した4月22日までは装着後2年以上を経過した状態になります。なお、オドメーターからの算出では走行距離が1.6万km弱になります。

発売開始前には、それ以前から製品の耐久性の確認を行ってありましたが、試験機や測定器を用いた限度負荷の耐久性確認ではあったため、実車での確認結果となります。

装着状態 (外観) からの確認

製品が回転していないか

センターキャップはアルミホイールの中心にはめ込まれている状態のため、ブレーキや加速の際に回転できる可能性はあります。ホイールと一緒に回らず、それぞれが別の回転をしてしまうと、徐々にガタが生じ走行中に外れる可能性が出てきてしまいます。

そのため、必ずアルミホイールと一緒に回転する必要があります。センターキャップは車輛ごとにハブボルトの飛び出し量や、ホイールのオフセットが異なるため、汎用性を確保するにはセンターキャップをボルトなどを用いた恒久的な固定ができないため、「はめ込み式」にしています。

そのため、回転していないか確認するために、テスト開始時の製品装着後に2か所のマーキングをしておきました。1箇所のマーキングでは偶然戻っていた場合に判断ができないためです。

回転ズレの確認用マーキング
装着時につけてあったマーキング

アルミホイール側と、製品のセンターキャップ側につなげた2か所のマーキングが少しもズレていないことが確認できます。これは製品が常にホイールと一緒に回転し、完全に固定できていることを表しています。

センターキャップにマーキング

なお、装着した製品のカラーがゴールドとなっていますが、これは未発売カラーです。ベース側は製品と同じものです。

外観からは製品のメイン部分となるアルミのアルマイトカラーも劣化することなく、綺麗に発色しています。

ベース(内部)の確認

ホイールを車体から外します

外観からはしっかり固定ができていることは確認できましたが、アルミビレットを支えているベース側を確認するために、ホイールを外して内部の確認を行っていきます。

ハブナットを緩める

アルミホイールを固定しているナットを緩めて、車体からアルミホイールを取り外します。※車体をジャッキなどで持ち上げる必要があります。

ホイールに嵌った状態での確認

耐久性確認の内部

センターキャップを内部で固定しているベース側の爪部分には、割れもなく大変良好な状態でした。ベースはABSの樹脂製のため、爪部分は樹脂素材の張力も利用しています。

センターキャップのバックアップリング
センターキャップ内側のバックアップリング

バックアップリングも外れることなく、しっかりと収まっている状態です。このリングが無い場合は、この製品の場合では完全には固定できずセンターキャップが回転してしまう可能性が高いです。(純正品にはメーカーによってリングを持たないセンターキャップもあります)

製品単体での確認

センターキャップをホイールから外します

バックアップリングをベース側から抜き取ります。リングはベースの爪にある内側に嵌っており、リングの先端を指で掴んで引き抜きます。

バックアップリングの回り止め
ベース側には回り止めの壁があります。

「アルミビレットセンターキャップ」は、バックアップリングの効果を強めていますので、製品を取り外す時には、必ず最初にバックアップリングを取り外してください。

なお、ベース側にはバックアップリングの回り止め用に壁が設けられていますので、一か所にしか嵌らないようになっています。リングの先端を指でつまんで溝から外して回転させながら抜き取ります。

指で押し出して取り外す

リングを外したら、センターキャップ部分をホイールの裏側から指で押し込んで外します。叩いたりプレス機に欠ける必要はありません。軍手をして画像のように親指で押し込めばホイールの外面に飛び出る格好で外れます。

センターキャップをホイールから外す
バックアップリングは先に外してください。

指で押し込むと、センターキャップがホイールから飛び出て外れますので、製品の傷防止のため、ホイールの下にはウエスや布などをひいておいてください。

単体状態の確認

2年以上装着していたにも関わらず、内部側は非常に綺麗なままです。ホイールに装着した状態ではセンターキャップ裏のホイール内側の空間には密閉状態ではありませんが、特に水やホコリが侵入できる隙間はありませんので、綺麗に保てていることが伺えます。

汚れもなく奇麗な状態
測定のためバックアップリングを戻しています。

爪の部分も大変良好で、測定してみましたが樹脂の痩せもなく狙った通りの寸法値になっていました。純正品同様にご利用できる耐久性が確保できています。

耐久性は大変良好
装着前と変わらないほどの状態でした

確認結果から

ご覧いただけるように、2年以上ご利用いただいた状態でも、製品としての重要部分のベース側には何一つ問題点や劣化の傾向も見られませんでした。

ここでは実際の速度はお知らせできませんが、リミッターが効くまでの速度でも実車にて確認しています。(設計上の回転速度に対しては300kmを超えてもベース側の爪は割れることなく外れることはないようになっています。)

走行中に外れてしまっては大変な二次災害を生んでしまう部分のため、特に注意して設計された製品でありますので、安心してご利用ください。

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この記事はalumania(アルマニア)のスタッフによって調査・検証して投稿されています。
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