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エアタグを磁石で車載する手軽な方法

スマホホルダーにエアタグ

アップルのエアタグは、まさに碁石のような形状のため、アップルから一緒に販売されているエアタグ用別売品の「セキュアホルダー」「ループ」などを利用しないと単体だけではどこにも固定しようがありません。

そこで、エアタグの本体内に内蔵されているマグネット磁石を利用した一つの固定方法を紹介します。

エアタグには裏面(碁石に見える側)に相手側の磁石に吸着できるほどの磁力を持つ磁石が内蔵されています。固定の役割のための内蔵されている磁石ではありませんが、磁石同士を吸着させることに利用できてしまいます。

エアタグ正面側(メッキ表面)には磁石は反応しません。裏側のみです。

エアタグの内蔵磁石
エアタグ側のピンク部分が内蔵磁石

エアタグには中心部におよそ直径10mm前後の磁石が内蔵されています。画像はは磁石に反応するマグネットビューアを当てて陰影で確認したものです。それで確認できる円形が内蔵磁石になっています。

この小さなエアタグのマグネットを利用して、スマホ用車載向けマグネットホルダーでお互いの磁力によって簡単に吸着して手軽に固定ができるようになります。
ちょうど小型マグネットホルダー「MAGBASEシリーズ」の大きさがエアタグの外径サイズに近いので、エアタグを車載したい場合に利用しやすいアイテムとなっているためです。

アルマニアのMAGBASEシリーズには3種類のタイプ違いがあります。

マグネットホルダーのMAGBASEシリーズ3種類
MAGBASEシリーズには3タイプがあります。
  • EDGE=フラットで角度調整機能なし
  • FLEX=角度調整機能あり/ワイド設計
  • BALL=角度調整機能あり/コンパクトデザイン

このMAGBASEシリーズの3タイプを用いて、アップルのエアタグを裸(単独状態)でも固定できる状態を確認していきます。

MAGBASEにAIRTAGを磁力で結合させる

アルマニアのMAGBASEシリーズはタイプ別で3種類あり、個々に調整できる角度の範囲や目的別にデザインも異なっています。
車載向けの商品ではありますが、ホルダー自身は両面テープ接着のため、住宅内などでも利用でき、その用途は様々なシーンで活用できます。

EDGEにエアタグを固定した場合

EDGEにエアタグを固定した場合
EDGEの内部の中心に磁石が無いためお勧めしません。

EDGEの場合は、製品内部の中心には磁石を持っていないため、外側に小さな磁石が配置されています。そのため、その位置に合わされてしまいますのでエアタグ自身が製品中心位置に合わせることができません。磁力による吸着はできますが、良い状態とは言えません。

FLEX にエアタグを固定した場合

エアタグと外径も近いためお勧めです。

FLEXの場合はエアタグを置いたときは一旦は端側に吸着してしまいますが、エアタグ自身を指でずらせば中心に固定できます。
自動車の車載として吸着させていても走行中に外れることもありません。

BALL にエアタグを固定した場合

BALLの場合もエアタグを置いたときは一旦は端側に吸着してしまいますが、エアタグをずらして中心に合わせれば中心で固定できます。
BALLの上面の磁石面は小径となっておりますが、内蔵している磁石はFLEXよりも表面積が大きい仕様になっています。

とにかく小さくまとめたい場合は、BALLもエアタグ用にお勧めできるマグネットホルダーとなります。

エアタグを直接車載する方法

FLEXのエアタグ未装着状態
MAGBASEシリーズのFLEXタイプ

エアタグを車載する一つの方法として、マグネットホルダーを用いてエアタグに内蔵されている磁石で吸着することができます。
マグネットホルダーは本来スマートフォンを簡単にセットできる車載ホルダーではありますが、そこにエアタグも同じように磁力で吸着させることができます。

エアタグ自身は裸の状態で磁力固定できますので大変便利です。
但し、エアタグの裏面しか磁石が反応しませんので、正面が見えるように置くことで磁石同士が反応できます。

FLEXにエアタグを装着
FLEX(シルバー)にエアタグを装着した状態

エアタグの正面を向けた方向でしか固定できないため、エアタグの存在感が目立ってしまいますが、これもデザイン的に悪くありません。
マグネットホルダー自身はエアタグのためのものではなかったのですが、車載する場合の一つの方法として提案できるものです。

なお、MAGBASEシリーズは全般的にコンパクトボディーとしています。先述の通りEDGEタイプは製品中心に固定できないためお勧めできませんが、FLEXとBALLは中心に固定できます。その中でもFLEXがAIRTAGの外径サイズにピッタリなので特にお勧めです。

車室内にエアタグを手軽に取り付けるには便利な方法ですが、逆に言えばエアタグを「簡単に外せる」、「見つけることが出来る」ことも意味します。盗難時の効果を上げるにはエアタグ自身を簡単に目に触れない位置に配置する必要があります。

マグネットホルダーで車載して位置情報が得られるかの検証

コンパス機能

エアタグをマグネットホルダーに固定する場合は、磁石同士での固定となるためエアタグの本来の機能である「【探す】機能に影響がないのか?」と心配になります。

そこで実際の自動車の車室内にAIRTAGをマグネットホルダーに固定し車載した状態で走行してみました。
もちろん、ペアリングしたiPhoneは一緒に同乗せずエアタグの位置確認用で別の場所でモニタリングしている状態です。

車載した状態でエアタグを追ってみた結果

結果的には、マグネットホルダーに固定しても、外した状態で車室内に放置していても、どちらも変わらず位置情報を拾う(位置が更新されていく)ことができました。ペアリングしたiPhone と一緒に走行すれば一緒に移動することも確認ができました。

磁石同士で固定されたエアタグ
走行中で段差を乗り上げても外れることはありません

完全比較ができないため、100%ホルダー側の磁石がエアタグに影響がないかは検証できませんが、ペアリングしたiPhoneのアプリ【探す】から、マグネットホルダーに固定されて磁石吸着した状態でもエアタグの位置が数分おきに更新されていきました。
(内蔵コイン電池の消耗具合までは分かりません。)

エアタグに同封の説明書

エアタグに付属の説明書も再確認したものの、エアタグ本体を磁石に近づけたときの注意事項は特に記載がありませんでした。

磁石同士でエアタグを固定する方法はアップルで推奨している固定方法ではありませんので、あくまでも自己責任にてお試しください。

エアタグを車載したときの位置情報の更新

本来エアタグの用途としては、説明書にもあるように「この装置は住宅環境で使用することを目的としています」とありますので、エアタグを車載して盗難時の追跡装置として使用することは目的とはされていません。

エアタグは盗難追跡装置として利用できる?

基本的にエアタグは自分のペアリングしたiPhoneから離れてしまえばリアルタイムでの追跡ができません。
ただし、過信は禁物ですが手掛かりにはできる可能性が十分にあります。また、盗難の場合は犯人がiPhoneを持っていればかなりの頻度で位置情報が更新されるでしょう。

エアタグの場合は、ペアリングした自分のiPhoneから遠ざかると(ペアリングが外れると)他人のアップル端末がそのエアタグから発信された識別コードを受信してサーバーにアップしてくれることで位置情報が分かります。

そのため、車載の場合は常にその位置を把握するこはできず、駐車した際に他のアップル端末が受信したときしか位置情報が分かりません。(更新されません)
走行中や停止したときに例えば前後の車輌内でアップル端末を利用している方がいれば位置情報が更新される場合もあります。

エアタグを車載して検証した結果のまとめ

  • リアルタイムに位置情報は更新されない
  • 車載しても利用できるが周囲にアップル端末が信号を拾える状態にあること
  • ペアリングしたiPhoneと一緒ならリアルタイムに位置情報が更新される
  • エアタグ本体内の磁石でマグネットホルダーに吸着できる
  • 磁石同士で吸着させていても位置情報は更新される
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この記事はalumania(アルマニア)のスタッフによって調査・検証して投稿されています。
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