iPhone16Proのカメラレンズ位置歴代比較
2024年モデルのiPhone16シリーズの中で、Proシリーズの「iPhone16 Pro」と「iPhone16 Pro Max」はProシリーズの特徴にもなっている、3眼カメラレンズになっています。
ソリッドボディー(ボディーの外周がフラット)になったiPhone12Pro以降はこの3眼カメラレンズのデザイン的な変化はありませんが、3っつのレンズ配置構成(位置)や大きさ(外径や高さ)はカメラの性能アップと共に、微妙に変化しています。
iPhone16シリーズが発売となり、商品開発を開始している中で背面カメラレンズ保護のための「LENS PROTECTOR」におきましては、最初にまずはこの3眼レンズの配置位置を調べるところから始まります。
結果的には、最新モデルのiPhone16ProとMaxの3眼レンズの配置位置は、iPhone15Pro/MAXと完全に同じ配置位置になっていまして、こういったケースは初めてです。
※歴代モデルの中では、完全に3眼レンズの配置が同寸法でだったということはありませんでした。
そこで、最新のiPhone16Proから、iPhone12Proまで遡って、個々のモデル別に3眼レンズの配置位置・レンズの高さをリストに並べて比較していきます。
iPhone16Pro~iPhone12Proまでの3眼レンズ配置位置比較
個々のモデルのレンズの配置位置(AとB)、高さ(H)をまとめて数値化しています。
Aは縦方向で上下2つのレンズのセンターからのピッチ間。横方向の距離をBとし、ボディーの背面からレンズ表面までの最大高さをHとしています。
いずれもセンター化されていますので、中心からの距離であり、LEDは右レンズの中心に位置しています。
上記数値をまとめて表にしたものがこちらです。寸法値から追って考察していきます。
iPhone3眼レンズの配置寸法(ピッチ)一覧
MODEL (iPhone12-16のProシリーズ) |
A (中心から左右のピッチ) |
B (上下ピッチ間) |
H (背面からレンズ高さ) |
---|---|---|---|
iPhone16 Pro MAX | 9.62 (19.24) | 17.99 | 4.28 |
iPhone16 Pro | 9.62 (19.24) | 17.99 | 4.28 |
iPhone15 Pro MAX | 9.62 (19.24) | 17.99 | 4.07 |
iPhone15 Pro | 9.62 (19.24) | 17.99 | 3.78 |
iPhone14 Pro MAX | 9.62 (19.24) | 17.84 | 4.18 |
iPhone14 Pro | 9.62 (19.24) | 17.84 | 4.18 |
iPhone13 Pro MAX | 8.96 (17.92) | 16.65 | 3.60 |
iPhone13 Pro | 8.96 (17.92) | 16.65 | 3.60 |
iPhone12 Pro MAX | 8.735 (17.47) | 15.13 | 2.79 |
iPhone12 Pro | 7.71 (15.42) | 13.35 | 1.72 |
この表を基に考察しますと、以下のような特徴と傾向があります。
レンズの配置寸法からの特徴
- カメラ(レンズ)性能の向上に伴い、モデルを追うごとにレンズ周りが大きくなっています。
- 左右のレンズ配置は一貫しており、歴代モデルでカメラが中央に安定しているデザインが維持されている。
- 3眼レンズの配置は正三角形ではない
- MAXモデル(Pro MAX)は、通常のProモデルに比べてC(高さ)の数値がやや高いことが特徴で、性能や機能性の向上により、レンズの高さが異なっている傾向があります
- iPhone 14 Pro以降、上下2眼のピッチ(B)は17.84または17.99に統一され、レンズの配置が安定した設計に移行している。
- iPhone15ProとiPhone16Proはレンズの高さは異なるが、配置位置(ピッチ間)が同じ
3眼レンズの配置は正三角形ではない
正三角形の高さの公式を当てはめれば、直ぐにも分かるものですが、パっと見で正三角形に配置されているものと勘違いしやすい、3眼レンズの配置については、実際に正三角形を置いてみると分かりやすいです。
上下を1辺として合わせた正三角形を左の2眼に合わせてみますと、右に配置されるレンズは正三角形から外れており、iPhoneの3眼レンズは正三角形配置ではないということが分かります。
レンズプロテクターはiPhone15Pro用が16Proに装着は可能です
先述の調査結果から、iPhone16ProとMAXには共通でiPhone15Pro用のレンズプロテクターが装着自体は可能です。
本体レンズの高さが若干異なりますが、もともとiPhone15Pro用のレンズプロテクターには高さ方向にも隙間を設けていますので、その隙間分で吸収ができてしまうためです。
早速、到着している、iPhone16Pro(ブラックチタニウム)とiPhone16ProMax(デザートチタニウム)に、iPhone15Pro/Max用(IP-L2315M)を装着した状態です。
想定通り、問題なく装着が完成します。
ただし、表面の記載(レンズ特性の焦点距離やf値など)はiPhone15Proに特化した数値となっていますので、iPhone16Proとは若干異なる箇所があります。
また、本体のカラー構成も変わっていることから、アルマニアでは、これを踏まえてiPhone16ProとiPhone15Proで共通でご利用いただけるレンズプロテクターを新規に製作(商品化)します。
表記部分は16proと15Proで異なる部分は併記する形として、新たなカラーラインナップになる予定です。
暫定的にはiPhone15pro/Max用がご利用いただけます。
このようなことから、iPhone16ProとPro Maxには、iPhone15Pro/Max用のレンズプロテクター(IP-L2315M)が暫定的には装着可能です。
お急ぎの方につきましては、先にiPhone15Pro/Max用(IP-L2315M)を、iPhone16ProやPro Maxに装着するという選択肢が可能です。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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