IQOS3 DUOの充電スピードを早くできないか検証

チャージャーの充電を早くする方法はあるのか？

ポケットチャージャーの充電バッテリー残量が無くなって、すぐにでも吸いたいときにできることとして、充電を早く完了させられる方法を考えてみます。

しかし、電子タバコとなるIQOSは専用ホルダーを使用しない限り満足に吸うことはできません。そのため、ホルダーを充電するためには→ポケットチャージャーを充電するしかない。ということになります。

今回使用した充電器はPD（Power Delivery）対応給電機では、充電電力が6.3W程度で充電していました。一方、IQOS3 DUOの付属品ケーブルはUSB(A)で充電器は最大5V2A（10W）で、実測で充電電力9.66Wと充電器の最大に近い数値でした。

PDが駄目ならQC3.0は？どうかといったところも確認していきます。

QC3.0充電は？

QC3.0（Qualcomm Charge）充電器は標準付属品の10Wよりはるかに大きい最大15W（5V出力の時は最大3A）までの給電性能を持っています。
しかし、実測では5.10V-1.79Aとなり、9.12Wと標準付属品の充電器を組み合わせたときよりも若干劣る結果になりました。

QC3.0では充電電力が9.12W

IQ充電も試してみる

QCは規格品である対応する機器に対して有効ですが、各メーカー独自のポートになるIQはAnkerの独自USBAポートです。そちらでも測定してみました。
こちらの結果では5.21V-1.82Aと9.48Wとなり、やはり標準付属品充電器を上回ることはできませんでした。

IQでは充電電力が9.12W

結果として

これらのことから、充電スピードを標準付属品以上に充電電力を上げられる組み合わせが存在しなかったことから、

IQOS3 DUOの充電速度を上げる方法は特にないと言えます。

これは、給電側の最大出力が大きくてもIQOS側で入力制限と制御もしているためでスマホも同じ仕組みです。要するに最適化された充電器が付属品となっており、それ以上に充電速度を上げる方法は見つかりませんでした。

充電器の組み合わせランキング（スピード順）

1. IQOS付属品のACアダプタ　最大9.66W
2. （IQ充電 – メーカー独自規格）最大9.48W
3. QC充電（世界規格）最大9.12W
4. PD充電（世界規格）最大6.38W

※あくまでも、ここで実践した測定結果のため、時間や数値はテスターや環境でも変わりますので、数値は参考値として捉えてください。

iPhoneの付属品充電アダプターは最大５W(5V1A)なので、充電時間はさらに伸びる（遅くなる）ことになります。

番外編）ポケットチャージャーはモバイルバッテリーとして使えるの？

IQOSのポケットチャージャーがモバイルバッテリーとして代用できるか、試しにチャージャー本体のUSB-C端子にケーブル＋テスターを挿して、その先に充電するためのスマホとしてXPERIAを接続してみました。

接続してみたものの

→結果として、全く電力は出力されませんでした。

接続後にテスターが点灯しない時点でポケットチャージャーからは電力が出力されないことが分かります。

そのため、ポケットチャージャーのUSB-C端子は入力のみで、出力はしませんのでモバイルバッテリーの代わりにはなりません。

IQOS3 DUOの充電時間まとめ

ポケットチャージャーの充電まとめ

• 付属充電器で満充電まで101分
• PD（USB-C）充電で満充電までは137分
• LEDの3→4の時だけ充電間隔が短い
• IQOS3 DUOのポケットチャージャーの充電を早くする方法はない
• モバイルバッテリー代わりにはならない
• IQOS 2 DUOはPDにもQC3.0にも対応していない
• 標準付属品の充電器に最適化されている。（最も早い充電）

ホルダーの充電まとめ

• 空の状態からステータス１になるまでは2分09秒
• 空の状態からステータス2（満充電）になるまでは 5分39秒

IQOSの節約方法として

DUOの利点（2本連続して吸える）を利用して、1本目が終わった後に捨てずにまたホルダーの電源を入れて1本を2回吸うこともできます。セコイ話かもしれませんが、2回目でも2~3回吸ってもまだ味は残っていますので、1本14回程度の吸う回数を少し増やすことができます。

タバコもどんどん高額になりますので、節約のためにIQOS3のDUOに切り替えて1本を2度吸いすることで、少しは本体代が回収できるのかもしれません。