Xperia10III(テン・マークスリー)用エッジラインの試作品が完成

本体の発売開始が1III(ワン・マークスリー)よりも早かったXPERIA10III(テン・マークスリー)については商品開発も先行しており、エッジラインバンパーの(2次)試作品が完成しました。
商品の生産に入る前には試作品の状態で実機での各種操作や動作確認を多方面から行います。特に電波関連はお客様との環境は個別に異なりますが、弊社でのテストでは全てのバンパーは同じ場所と同じ確認項目を各種確認しますので、他機種との違いによる傾向を掴むことで問題点が洗い出します。
ここで項目別に問題や不安・不満な部分などが生じれば、再度改良を行い再試作を行って検証する繰り返しの作業になります。

こちらは2次試作品となっており、ご紹介するタイミングが外れてしまった1次試作からの改良状態となっております。
1次試作の際には本体とのクリアランスを攻めすぎたため装着がスムーズにできず、2次試作の主な改良点としてはクリアランス調整が主体になっております。その他穴位置中心や微妙な操作感による調整が施されています。
10III用バンパーの背面側
今回の10III(テン・マークスリー)用には背面側に4箇所から織り込まれたような形状を持つガードは設けていません。カメラレンズ表面の飛び出し量が少ないことや、全周枠形状だけにしても強度と操作感が両立できたためです。
XPERIA10III用バンパーの背面側

1次試作で特に装着感が満足できなかった10III(テン・マークスリー)の場合は本体側面がラウンドカーブ形状のため、側面カーブの頂点線上が基準になります。その基準から個体差平均値を取りつつ本体とのクリアランスを決めていきます。
画像のバンパーは試作品のため、アルマイト(色付け)は施していない無垢の削り出しの状態です。こちらは製品の状態とは異なります。
アルマイトを行えば更に寸法が変わります。それも考慮して調整していく必要があります。
ディスプレイボタンの指紋認証で快適にロック解除が可能です。

恐らくXperiaユーザーならば最も押す機会の多い右サイドのディスプレイボタンは指紋認証機能も持ちますので、いかにこのボタンが快適に利用できるかがバンパーとしての全体操作感が判断される重要なボタンとなります。
本体機能をそのまま利用できるようにするためには、ディスプレイボタン周辺を極力大きく開ける必要がありますが、開口を大きくすればバンパーの強度が保てなくなります。幸い、10IIIの場合は側面がR形状のため、バンパー側もそのR形状に沿わす断面構造として強度を稼いでいます。

Google Assistant key (グーグルアシスタントキー)用に埋め込みボタンを内蔵しています。
ディスプレイボタンの下(画像上では右)に位置しているボタンになりますが、普段は意図しない限りは押せない(反応しない)ようにバンパー側面の平面とボタンの上面が同じ面同士(つらどうし)程度になるよう配置させています。
10IIIの5G対応

10II(テン・マークツー)から10III(テン・マークスリー)への最大の変化と言えば「5G対応」モデルとなった事でもありますが、もちろんバンパー装着でも5Gは受信可能です。
その他、BluetoothやWifi・GPS信号などについても従来の歴代バンパーと同レベルでクリアーしており、バンパー装着後も普段通りにご利用いただけるレベルの仕上がりになっております。
背面パネル(BACK DEFENDER)も予定しております。
10III用にも背面側保護になるバンパーのオプション設定品「バックディフェンダー」をバンパー発売同時期に開始予定です。
こちらもガラスディフェンダー同様に基本的には2次元で設計できますので既に試作品は完成しており最終バンパー設計が決まれば単独でも生産を開始できます。

10Ⅲ用バンパーの背面側にはガード部を持たないため、バックディフェンダーは本体ボディーの背面形状に合わせることができます。
そのため、10Ⅲ専用品ではありますがバンパー装着関係なしに単なる背面側のスキンシール用途としても単体でご利用いただけるようになります。
また、カーボンレザーによる厚み分が若干ありますのでバックディフェンダーのみでもカメラレンズの表面保護が可能です。
10ⅲ用バンパーの今後について
概ね現時点の試作品状態で9割程度は製品と遜色ないレベルまで設計完了しております。
今回の10ⅲ用では新たな付属パーツも用意されまして、詳細については後日紹介して参ります。そちらとの兼ね合いも調整しながらまもなくバンパーの生産開始に移行します。
極力主力色を優先して生産を行いますので販売開始時点でのカラーは2色程度になる見込みです。
もう少し生産計画(スケジュール)などが明確にならないと発売時期をお知らせできる状況になりませんが、決まりました際には早々にお知らせ致します。

この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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