開発中のXPERIA1VI(ワン・マーク6)用アルミバンパー「EDGE LINE」の1次試作品が完成しました。
完成した試作品を実機装着しましたのでご紹介していきます。
2024年新型のXPERIA1VIは、ディスプレイ(画面)のアスペクト比の縦横比が従来の21:9→新型19.5:9に変更されまして、その影響で本体のボディーサイズは少し横に広がり、高さが低くなりました。
解像度も変わり、4KからフルHDへ変更されていることはバンパーを製作する上では関係する箇所にはなりません。
全体的な本体のデザインが1Vとほとんどサイズ違いのようなものではありますが、バンパー側は本体サイズの変更に対して全体のバランス取りなども再考する必要もでてきます。
もちろんのこと、1V用の設計を1VIに合わせてサイズ変更するだけで設計されるものではなく、全てのモデルは全てで新設計でしかありません。
1VI用でも同様に従来の基本骨格と機能的なデザイン性を融合させてモデル最適化を図り、エッジラインバンパーはその深化を続けています。
XPERIA1VI本体への試作品装着状態
先週末に完成したXPERIA1VI用アルミバンパー試作品のEDGE LINEを、XPERIA1VIの実際の本体へ装着した状態をご紹介していきます。
まずはスマホの顔となるフロント(ディスプレイ)側からです。
縦横比が変わり、縦長感が薄れたXPERIA1VIにはバンパーもそれに合わせて調整されますので、少し落ち着き感が出たような格好になります。
バランスとしては他のスマートフォンと同じような縦横比のイメージに近づいたわけですが、iPhone系とは異なり4隅のカーブが小さいため、XPERIA系ではブロック感が強めに出せます。
微妙な違いにしか感じられないかもしれませんが、横に広がったため背面側から見ると画像では遠近法で縦方向が薄れますので、一気に重厚感と安定感が増した印象になります。
左のサイド面は指紋認証機能を十分に利用できるよう、大型の開口を設けています。外面からは分かりませんが、このエリアの内面加工にはかなり複雑な加工が施されています。
右側の側面にはUSB-Cキャップが仮装着できるホルダー部を設置しています。ワイヤレス充電を通常充電としている方がUSB-Cキャップを装着していても一時的にこちらの穴に差し込んでおくことで、超小型のUSB-Cキャップ類の紛失を防ぎやすくなります。
ここでご紹介している画像の物はあくまでも試作品のため、アルマイト(色付け)は行っていません。もちろん文字の(レーザー)印字も施していない試作品となりますので、実際の商品になった際にはまた印象が大きく変わります。
XPERIA1シリーズでは初めてのRing Patch 対応
既にXPERIA5V(ファイブ・マーク5)用では機能的に搭載されておりますが、XPERIA1シリーズでは初となります、バンパー装着でも吊り下げが可能になる「RING PATCH」も組み込むことが出来るようになります。
なお、背面パネルのBACK DEFENDERもラインアップ予定です。
RING PATCHとの併用も可能であはありますが、RING PATCHを装着してからBACK DEFENDERを装着する形にしかなりませんので、部分的には重なってしまいます。
SIM/Micro SDカードトレーも取り外せるようになります
こちらもXPERIA1シリーズでは初搭載となる機能で、バンパー装着後でもSIMカードトレーが外せるようになります。
本体の単体状態であれば爪で引っ張り出す切り欠きがありますが、バンパー装着後はどうしても奥まった位置になるため、小型のマイナスドライバーなどで少し引き出してからトレー自体をボトム側から引き抜くことは可能です。
指で引き出すことはできませんので、傷付けないようにと考えると爪楊枝のような木製で引き出したいところですが、テコの原理で何度か試さないとコツが掴めないかもしれません。
SIMカードと言うよりはMicroSDカード交換の機会の方が多いとは思います。それでも頻繁に抜き差しするような箇所ではありませんが、バンパーを取り外さなくてもトレーが引き出せるのは利便性が向上します。
生産に向けて準備も開始しました
試作品の状態では、本体との適切なクリアランスの確保ができているか、耐久性や落下時の応力分散がシミュレーション通りかなどの確認を行います。その他、実際に使用して通信の影響などもこの試作品の状態から確認を行います。
装着や使用感に関しては設計意図通りに進んでおりますが、やはり実際のサンプルで見つかる問題点は必ず出てきます。これは先述した通り、モデル毎の新設計であることと、深化のための前モデルからのフィードバックが施しきれていなかったりと、様々な要素があるためです。
今回も試作確認中に見つかった、よりよくなる点や微調整箇所など修正が必要な点が数か所見つかっています。これらを反映させ、生産に向けて動き出しております。
1VI用の生産に必須の特殊(切削加工)ツール類は、ほとんどが1V用を再利用できるので、そこには時間がかかりません。それだけで1週間ほど短縮されるような恰好となりますので、このまま順調に進んでいきますと、現時点の見込みでは目標的に夏休み前になんとか一部のカラーでも発売開始したいようなスケジュール感になってきます。
現時点で1VI用アルミバンパーの発売開始時期の明確な日程をお伝えできる状況にはありませんが、以上のような目標を立てて進めておりますので、もう少し具体的にお知らせできる状況になった時点で改めてご案内して参ります。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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8 comments on "XPERIA1VIのアルミバンパー試作品が完成"
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歴代のXperiaにアルマニア様のバンパーを
装着し大変満足しています
現在の物価高は皆さん困っています
御社も色々やりくりしていることと思います
国がなんとかしてほしいですよね
さて、カラバリは4色展開との事で致し方ないと理解しております
ですが少し遊び心としてブラックのカラーをブルー寄りのブラック等にして色っぽさを出してみてはどうでしょうかマット加工をしても色の変化を楽しめそうな気がします
御一考を!
いつもご利用いただきありがとうございます!
今の物価高は本当に厳しい状況が続いておりまして、今回の1VIは見送りも検討していましたが、なんとか商品化へと調整できました。
カラーについてのご提案ありがとうございます。青味のあるブラックは個人的にも魅力的なのですがブルーの色相が本体色に関連しないので設定も躊躇されてしまいがちです。
なお、グリーン系は本体色に合わせてかなりブラックにも近いカラーになりますので、ご希望のイメージに少し近くなるかもしれません。
他メーカーがアルミバンパー製作を止めていく中、アルマニアさんだけが作り続けて下さっているので非常に助かります。販売開始を心待ちにしています
コメントいただきありがとうございます!
弊社におきましても今回のXPERIA 10 VIは中止となっておりまして、モデルのラインナップも減少傾向ではございます。
可能な限りではございますが、新モデルのラインナップは続けて参りますので、引き続きご愛顧いただければ幸いです。
パープル色の作成はほとんどないと言うことですか。非常に残念です。Xperiaを購入したときは
alumaniaバンパーを購入していましたのでパープル色を楽しみにしていました。
コメントいただきありがとうございます!
パープルがご希望とのことではございますが、本体色から外れてしまったり本体色のラインアップ上で関連性が低いカラーは他のモデルも同様に設定するのは難しくなってしまいます。
特に今の状況は物価高が大きく影響しており、1VI用は4色でも限界を超えているような状況です。どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。
是非ともパープルかゴールドを最初のカラーバリエーションに加える事を御検討ください。
コメントいただきありがとうございます!
パープルかゴールドの2色となりますと可能性が高い方はパープルになりますが、ご期待されてしまうとがっかりさせてしまいますので、先に申し上げておきますとどちらも可能性はほとんどありません。(申し訳ございません)
今回のXPERIA1VIはレッドが数年ぶりに復活していますので、やはりそちらへの対応と、その他のラインナップカラーに合わせて本体色と同じで計4色の設定を予定しております。