XPERIA5II用バンパーの一次設計が完了して試作品の製作へ
現在開発中のXPERIA5II用バンパーについては、一次設計が完了して試作製作の準備に取り掛かっています。
XPERIA5II用で新設される「グーグルアシスタントキー用のボタン」は以下のようにバンパー内に収めて、設計状態で整合性が取れた状態になりました。
ボタンとしての飛び出しを抑えて、バンパー側面とほぼ同等の位置にしています。視覚的にボタン位置が「デザインの一部として認識しやすいように」と、ボタン操作として「押し込みやすい」ように、設置部の面取りを大きく広げて指の肉で押せるようなイメージになります。
ボリュームアップとダウンボタンとの比較
グーグルボタンの奥側にある、個別のボリュームアップとダウンよりも高さが飛び出していないことが分かると思います。ボタンの部品は同じものを組み込みますが、バンパーのアウトラインで高さ調整しています。
これにより、優先順位と利用頻度も低く想定されるボタンとしてのバンパー設計としています。
位置的に他の部分への影響が少なかったため、デザイン的にも違和感を感じないようなアウトラインに溶け込んだ形にできました。
グーグルアシスタントキーボタン周辺とボトム側との結合部
XPERIA5IIの本体はXPERIA1IIと異なり、曲面形状のため、バンパーの内周もそれに合わせたラウンド形状で加工することになります。この曲面同士を完全に合わせることは最終的にミクロ単位で見れば完全には不可能なため、ポイントを探して部分的に合わせていく作業になります。
一旦、この状態で一次設計は完了し、次に実機に合わせるための試作品の制作に移行していきます。本体との曲面同士の合わせはその際に行っていきます。
ガラスフィルムを最適化
バンパーと同時期の発売がほとんどになっておりましたが、先行してガラスフィルム系をご用意できるように、今回のXPERIA5II用では、バンパー設計段階から並行してガラスフィルムの設計も行っています。
XPERIA5II用のガラスフィルムでは、斜線が引かれた部分だけが接着できるようになる「部分接着タイプ」になる予定です。全面接着が好まれるのですが、XPERIA5IIには、どうしても左右に隙間が生じてしまうためです。
全面接着でも全周ラウンドに合わせられる製品化は可能ではあるものの、それでも100%ではありません。(そういう意味では最近話題の液状UV硬化ガラスは完全にカバーできるアイテムとしては理想的なものの一つです)
しかし、「消耗品として気軽に利用できる、交換できる」製品としては高額になりすぎて、その割には精度が低いものになりがちになってしまうため、操作感と接着性など考慮して部分接着タイプのガラスフィルムを商品化予定です。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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2 comments on "XPERIA5II用バンパーの一次設計が完了して試作品の製作へ"
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カメラ部分が守られないので不安です。。
コメントありがとうございます!
バンパーを装着すればカメラ部分の平置き接触を回避できるような設計になっております。