現在開発中のUSB Type-C用の保護キャップにおいて、概ねの部分で設計が完了し、外観的なデザインもフィックス(確定)されております。
製品的にはただのキャップとはいえ、小さいだけに構造的な制約が多いのでバランス取りにはなかなか苦労しております。
製品の構造としては、アルミビレットのアウターリムを用いたTPE(ゴムのような軟質素材)のコンビネーションとなります。
ご存知のようにUSB Type-C端子は本当に小さいサイズです。
差し込み端子側の金属形状の外形で言えば2.6×8.6mm程度しかありませんので、製品もごく小さいものとなってきます。
そのため、以下のイメージ画像のように、スマホに取り付けた状態の方が分かりやすくなります。
接合面(製品の背面側)はフラットな形状になりますので、全周がラウンドボディー(側面が曲面形状)のスマートフォンへの装着時は上下方向に隙間が生じます。
装着した際の内部の状態イメージ
USB Type-Cの端子部には相手側のロックが掛かるように差し込みテーパー先の奥に一段下がってる箇所がありますので、その部分を超えるような奥行までベース素材のTPE部分が差し込まれるようになります。
製品自体はその形状を利用してTPEの素材自体の反発によるロック構造となります。製品自体が軽いため、装着後はスマホを振ったところで外れないほどになります。※抜き差ししやすいレベルとなります。
ケース類と同時装着した際のサイズ感
下の画像はXperia 10 IVにエッジラインバンパーを装着した状態に開発中のUSB-Cキャップを取り付けてバンパー側を透かすことで商品的なサイズ感がご確認いただけます。
この画像の状態のように、スマホケース類を装着していても余裕で入るサイズ感になります。
また、製品側のアルミのアウターリム部分は縦方向で5㎜内に収めるサイズを予定しており、外周周りの面取りを鏡面加工としてアクセントを与えるようになります。
量産金型を用いて試作を開始します。
設計が完了したこちらのUSB Type-Cキャップ(仮称)は、これから試作製作に進みます。
とはいえ、先述のように製品が小さいため、実際に量産用で用いる金型を製作してからの試作方法となります。
金型製作(設計)も絡むため、通常の(切削品のみの)試作製作よりも大幅に時間を要します。
また、ここでは詳しく紹介してはおりませんが、成形不良が起こらなければ製品もここでご紹介したような設計のままにはなりますが、まだ未確定部分を残しているため、設計(デザイン)変更が入る可能性もあります。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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