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色相環を理解して配色する方法 色の明るさも考慮する

色相環の明るさ

INFO CATEGORY DIY (ものづくり)

色彩を配色(色の組み合わせ)をするにあたって、まず欠かせないのが「色相環」です。幾度となく目にしたことはあると思いますが、この図を知っているだけで配色する際(色を組み合わせるとき)に大変便利です。

ここで言う、配色・色の組み合わせは、まずはシンプルに赤や青、緑と赤など一般的に考える原色ベースで考えた場合です。服の色の組み合わせや、チラシのデザインなどで配色したその理由付けができるようになります。

波長で現れる順番の色
赤から始まる横に並んだ色相と明るさ

色相環(しきそうかん)とは

最初に色は、「色相(いろみ)」・「明度(あかるさ)」・「彩度(あざやかさ)」の3構成で全ての色を表すことができます。その色相に関してとなります。

虹色といえば7色が浮かびますが、光の波長によって認識する変化の赤・橙・黄・緑・青・紫の6色と中間色を組み合わせた12個の色相を並べて円状にしたものが色相環です。(24の色相環もあります。表色系はJIS規格で採用されるマンセルや 日本色研のPCCSで異なってくるためです。)

円状に並んだ順番(明るい黄色が上の場合)

12色の色相環

波長順に横に並べた色相の中で最も明るい【黄色】を最上部にして環状に並んでいます。これは最も明るい色(黄色)を上にしている場合の色相環になり、黄色の位置が異なる色相環も多く存在します。ただし、隣合わせる順番は光の波長順のグラデーション状で全て同じ並び方にはなります。

補足:黄色が右に配置された色相環

黄色が右=赤橙が最上部に配置されます。
こういった並び方にする色相環も多数存在します。

黄色が右に配置された色相環
黄色が右に配置された色相環

補色・反対色・近似色の関係【黄】基準

色相環を見るうえで、最も理解しておくことが重要な「補色・反対色・近似色」の関係です。配色では色を組み合わせますので、その色同士の関係がどこにあたるのかを頭に入れておきながら選んでいきます。

補色と近似色と反対色

対角上の色同士が「補色」になります。

【黄】の反対に【紫】があります。この反対側の関係が「補色」になり、【黄】の補色は【紫】です。

対角周辺が「反対色」

完全な色相環上の反対側が「補色」と呼ばれ、「反対色」は少しだけ意味が違います。【黄】の反対色は、【紫】も含んで【赤紫】と【青紫】となります。
(反対色は補色と同じとされることもありますが、ここでは補色周辺を反対色としています)

隣同士が「近似色」

黄色の隣同士は【黄橙】と【黄緑】です。この2つが「近似色」となります。中間色であればその1つ先の色相と混ぜたような色相になります。


色相(いろ)の明るさを考慮する

原色となる赤や青、緑など、それぞれは明るさを持っています。配色の上では明るさも考慮することが重要です。色に対しての明るさ違いも頭に入れておいてください。

色の明るさを見る

それぞれの色相の持つ明るさ(色の明るさ)を分かりやすくするため、色相環をグレー化しています。

最も明るい黄色を上にしているため、紫が最も暗くなるかと思われがちですが、多くの色相環では、青紫の方が暗くなり完全に上下方向で明るさが完全な明暗順になっているわけではありません。(明暗基準にした色相環もあります)

色相環の明るさ
左右の明暗感は同じようになっている

補足:黄色が右に配置された色相環の明るさ確認

黄色を右にした場合の色相環の明るさ
黄色が右になった場合の色相環の明るさ

ここでのポイントは色相(いろ)の違いで明るさも違うということです。


補色と近似色の組み合わせ例

明るさ別で「補色」「近似色」を配色したもので比較していきます。ここでは最も明るい黄色と、中間に位置する赤橙を用います。

色の配色は面積も大きく関係します。そのため、比べる色同士の面積比での違いと、色相をグレー化もして並べていますので、その違いを確かめながらご覧ください。

【黄】で組み合わせた場合(明るさが違う色相)

明るさが違う色相の補色と近似色
補色同士は明るさが大きく異なる

【黄】は明るいので補色との配色では明暗が大きく出ます。この明暗がハッキリさせられる組み合わせがポイントになります。近似色はどんなカラーでも馴染みやすくなります。

【赤橙】の配色 (明るさが同じような色相)

明るさが同じ色相の補色と近似色
補色同士でも明るさがほとんど変わらない

面積が同じ補色同士の配色では、少しハレーションを感じてきます。 明るさの違いが少ない場合は面積比でコントロールしてあげると効果的な組み合わせになります。

特に近似色の組み合わせでは明るさが近すぎて遠くからでは違いが認識ずらくなるので注意が必要です。逆に目立たせない場合に利用しやすい配色の組み合わせです。

色相環を使った配色まとめ

  • 色相環の色相同士の位置関係を考慮しながら配色する。
  • 明度が近い(近似色・中間明るさ)配色は馴染ませやすい。
  • 明度が離れる配色(反対色)は際立たせたいときに効果的。
  • 全体配色に対して反対色をワンポイント(ロゴなど)に利用する。
  • 配色は色相の持つ明るさも考慮すること。
  • 配色に正解は無い。

配色にはカラーガイド(色見本帳)を利用すると便利です。

色見本帳としては、PANTONEとDICの2つは工業製品に携わる場合は必ず用意しておきたいところです。

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