当社商品でこのような金属表面の表面処理を行うことはあまりありませんが、アルミや主に金属加工品の表面仕上げに対して「バレル研磨」という方法があります。
他にはショットピーニング(ブラスト)がありますが、ショットは小さな砂粒のような球を打ち付けて表面を慣らして微細なブツブツを与える方法になります。
一方、「バレル」研磨は研削砥石(プラチックメディア)が詰まった洗濯機のような物に対象物を入れて、ぐるぐる数分から数時間一緒にかき混ぜる方法が多いです。
かき混ぜられているときに、プラスチックメディアの方が硬質のため、切削や端面の角を滑らかに落とすことができます。1/100の世界ですが、特に角の落としには効果的です。
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円錐状のものがプラスチックメディアです。
バレルも、(ブラスト)ショットも切削品などのアルミの表面が均一になります。
これが良い大きなポイントは鋳造や鍛造品など成形後の表面が綺麗でないものに対して効果が高いものです。艶出し、表面粗さの慣らしにも効果的です。
バレルのメリット・デメリット
切削品に対しては表面に傷があっても消せるため不良率が大幅に改善します。
但し、この処理を行うと綺麗に切削している場合の表面の切削痕はなくなり、削り出しの質感はなくなる方向です。
基本的にガジェット系市場のアルミを用いた商品は、ほとんどがこれらの工程を入れて表面を均一にしてからアルマイト処理を行っています。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
posted by
alumania 2017/09/20
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