現行(2023年時点)でトヨタ車の多くの車種で利用されるスマートキーは正面デザインこそ同じように見えるのですが、実際には内部の基板形状は2種類あり個々には別物となっています。
正面から見るとデザイン的には同じなので、加飾性の意匠違いに思えるかもしれませんが、実際は内部(基板)の構造や使用されるボタン・コイン電池の大きさ(型番)も異なっています。
特に電池残量が少なくなり、ボタン電池交換時にスマートキーの形だけで調べてそれらの画像から交換用ボタン電池を事前に用意していると、「大きさが違った!」という事態に陥るかもしれません。
TOYOTA車のスマートキー基板違い2種
左側が主にコンパクトカーからミニバンまで現行車種で数多く使用されているLED位置がボタン最上部のロックボタンの外(右上)にLED穴があるものです。
一方、右がアルファードなどの豪華車種に利用されているスマートキーです。エッジ部分に色があるので意匠的にも豪華さが加えられた仕様で、LED穴がありません。
この2種類の違いを簡単に判別するにはLEDの穴があるかないかで判別でき、「LED穴があるかないか」で判断できます。
内部基板の(電池)違いによるグループ分け
現行(2023年時点)でトヨタの主要車種の多くで利用されているスマートキーは上画像の2種類になります。特に「LED穴がある」タイプが圧倒的に多くなっています。
一見、この2種類のスマートキーはデザイン違いだけで中身は同じように思われやすいですが、実は中身も違います。
大きく分けて2種類の違い判別方法
画像には透明フィルムが貼ってあるので少し分かにくい画像となってしまっていますが、左は現行車に多いタイプで、ロックボタンの外側に点灯LED位置があります。→「LED穴あり」
一方、右のタイプはロック施錠ボタンの中にLED位置があります。→「LED穴無し」
このLED穴が有りか無しかで内部基板の交換用電池の大きさも異なるため、間違いやすい仕様のスマートキーとなっています。
トヨタスマートキー交換用電池の違い
先述のように、画像のようなタイプ(デザイン)のトヨタスマートキーには2種類の基板違いとなっており、個々に交換用の電池が違います。これは内部基板の違いによるものですが、外見的にはLED有りか無しかで判別できます。
スマートキーの構造的にはどの自動車メーカーの車種でも基本的には同じような構成となっており、(ボタン部など)細かい部品を除いて、エマージェンシー用の物理キーも除きますと、主には3部品の構成です。
- ケースアッパー(正面)
- ケースロアー(背面)
- 内部基板+コイン電池
更に分解はできますが、電池交換時に把握する部品構成とした場合では3構成になります。
次に、このトヨタ車のスマートキーの違いについては内部の部品構成を見ると分かりやすいため、個々に部品構成の画像で紹介していきます。
LED穴ありを分解(主に現行車種で数多く利用)
こちらは「LED穴あり」を分解した状態となります。
「LED穴あり」のスマートキー部品構成です。
ボタン電池:CR2450
基板形状は長方形ではなく異形になっています。
こちらの方が現行で最も数多くの車種に利用されているタイプになり、交換用電池は【CR2450】です。
次に説明するアルファード系で利用されているCR2032よりも大きいため、電池寿命も長いことが予想されます。
LED穴が無い(主に30アルファード系)
こちらは「LED穴無し」を分解した状態となります。
「LED穴無し」(特にアルファード)系のスマートキー部品構成です
ボタン電池:CR2032
基板形状は長方形です。
外側のケースに対して中身(基板)は小さくなっており、ボタン電池も加飾無しに比べ一回り小さい【CR2032】が内蔵されます。
トヨタスマートキーのボタン電池違い
内蔵するボタン・コイン電池を交換する際に注意するのは、LED穴あり・無しで使用されている電池が異なります。以下のように簡単に分けることができます。
- LED穴あり → CR2450
- LED穴無し → CR2032
以上のように使用されているボタン・コイン電池の型式(大きさ)が異なりますので、電池を予め用意する際にはご注意ください。
大半はCR2450になりますが、アルファード系のLED無しのタイプには交換用コイン電池の型式はCR2032となります。
背面に加飾ありと無しでは厚みが異なる
トヨタのスマートキーには、基板違いの2種類(LED有りか無しかで判別できる)があることを説明しましたが、LED穴有りの現行モデルに多いタイプには、更に種類がありまして、ハリアーなどの背面に加飾ありか、ヤリス系などの加飾無しかのデザイン違いも存在しています。
実際のところ、このデザインタイプのスマートキーは大きく分けて3種類存在しています。
「加飾あり」のタイプは背面側に加飾がある分、「加飾無し」よりも厚くなっています。
スマートキー用シリコンケースなどであれば素材的に広がりますので、薄い方の加飾無しタイプ用を利用しても加飾ありに装着もできるとは思いますが、厳密には異なってきます。
また、加飾部が隠れてしまうようにはなってしまうので、それぞれ背面に(穴あき・なしで)適したサイズの商品に分かれていると思われます。
なお、厚みは違っていますが、基本的なデザインと外形アウトライン自体の基本サイズは同じになっています。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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