エアタグを車両盗難時の追跡用として自動車に装着
アップルのエアタグを利用して自動車盗難時の追跡用途として自動車に装着します。車体への装着には、アルマニアの【エアタグバンパー】と【ボルトオンサポート】を使用します。
エアタグバンパーを利用した自動車の装着例として、エブリイワゴン(DA17W)に装着した手順と装着推奨位置などを順にご紹介していきます。
ちょうどエブリイワゴン(DA17W)のウインカーバルブ等をLEDに交換する作業があったため、作業的にヘッドライトを取り外す→フロントバンパーを取り外す必要があります。そのため、フロントバンパー裏側に隠れるようにエアタグを装着するようにします。
バンパー裏側(実質の車体外側)に装着すると、約1年というエアタグの内蔵バッテリーの交換は面倒になります。(簡単な位置に装着すれば盗難する側も簡単い取り外しや電池を抜くことができてしまうため)
そのため、エアタグ装着は自動車の場合は車室内への装着がお勧めです。
自動車へのエアタグ装着手順
エアタグを自動車に装着するためにアルマニアの【エアタグバンパー】とオプション品の【ボルトオンサポート】を利用します。
ボルトオンサポートはエアタグ(バンパー)をボルトで固定するためのサポート部品になります。6mm~8mmのボルトやネジを利用して、自動車以外でもネジ穴のある個所へのエアタグの取り付けが可能になります。
ここでの紹介はエブリイワゴンに装着していますが、一つの例であります。エアタグバンパーは装着したい車両に応じて様々な取付が可能です。そのため、個々の車輌で取り付け位置や方法は異なります。
※利用するボルトやネジは装着箇所によって適切なものを選択、別途ご用意ください。
装着に適した箇所(穴)を選びます
ここで装着予定の車輌がスズキのエブリイワゴンでしたので、フロントバンパー裏の適切なスペースを確認したところ、「穴があり、製品厚み分(12mmほど)の余裕のスペースがある箇所」というところで、フロント正面から見た左下の穴を利用して取り付けます。
その穴がおよそ7mmであったこと、鉄板も重なった厚みもある穴であったため、M8タップでネジ立てしました。
(裏からナットで固定すればネジ立ても不要です)
タップを立てて(ネジ切り)してしまえばそのままボルトが通りますので、外からボルトを通すだけの固定になり簡単です。但し、自動車の場合は外板は全て錆防止で塗装されていますので、この場合もネジの錆止め剤は塗っておくことをお勧めします。
また、裏側にスペースがあり工具や手が入るならフランジナット(推奨はUナット)の方が簡単です。フランジナットの場合は効果は低いですがスプリングワッシャーも併用すると安心です。
ここでの装着はM8×20mmのフランジナットを利用して外からボルト固定しただけの状態になります。
(画像のボルトオンサポートはアルマイト前のサンプルを利用しており、製品は黒になります)
上記の位置であればエブリイワゴンの場合はプレスラインの奥側になるので厚みも丁度良いほどに収まりました。
取り付け状態と動作確認
エアタグバンパーごと車体側に固定ができましたら、フロントバンパーを戻してエアタグがフロントバンパー内部(裏)で干渉していないか最終チェックです。
エブリイワゴン(DA17W)に装着した状態
エアタグが装着してあることを見せないようにするため、フロントバンパーの裏に装着しています。
この状態では手も入りませんので外から基本的には取り外すこともできません。固定を90度回転させて横向きに振ってしまえば、正面から見ればグリル内の奥でエアタグバンパーが見えるようにはなります。しかし、ドレスアップ目的ではありませんので、この位置と取り付けが妥当かと思います。
ここでの取り付け位置であればショートコンビネーション(メガネとスパナのストレート)を利用すれば、固定に利用したボルトが今回フランジナットなので、インテークグリルの外から工具を入れればボルトの頭に届きますので、緩めてバンパー自体を回転させれば電池交換もできてしまいます。
完全に外から装着したエアタグを触られない(イタズラされない)ようにするには、フランジボルトではなく六角穴付きボルトを利用してください。
動作確認は【探す】アプリから
動作確認はiPhoneアプリの「探す」から、■サウンドを再生してあげれば装着したエアタグからピピピと音がしますので、その状態で正常に作動していることが分かります。
エアタグとiPhoneなどで登録(通信設定)を先に済ませておけば自動車に取り付けると言ってもただ固定しただけですので、動作確認なども実際には必要ありません。
エアタグは登録したiPhoneなどで受信している際にはリアルタイムで追跡できますが、離れてしまえば他のapple機器がエアタグが発する電波を他人のアップル機器(iPhoneやMacなど)が受信しないと、登録したエアタグの位置情報は更新されません。
エアタグは完全なリアルタイムの追跡用にはなりませんし、「盗難防止品」にはなりませんが、実際に盗難された際には、運が良ければその位置情報が取得できます。
それも比較的安価に構築でき月間契約も必要ない、万が一の際に安心できるアイテムにはなります。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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