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iPhone12ProのSIMトレー交換手順と大きさ比較

iPhone12で変更になったSIMトレー

iPhoneを手にすれば、Wifi利用のみでない限りはSIMカードを本体に挿入することになります。既に歴代iPhoneを利用されてきた方にとっては、開封後の「いつも通り」の作業になります。

SIMカードを挿入する」といっても、先にiPhone本体からSIMトレーを引き出す必要があります。iPhoneの側面にあるSIMトレー(シムスロットなど呼称は様々)の穴にピンを差し込めば、「ポンッ」と途中まで飛び出てきますので、そこから引き抜くとSIMトレーが完全に取り出せます。

iPhone12 ProのSIMトレー位置
SIMピンは本体パッケージに付属されています。

そんなSIMトレーについて、前モデルとなるiPhone11Proと違いがあるか確認しています。とはいえ、SIMトレーを比較するにもSIMトレーを取り出す必要がありますので、併せて最初にiPhoneを手にする方に向けて、最初の作業になる「SIMカードの挿入方法」についても手順をご紹介していきます。

iPhoneのSIMカード挿入(交換)手順

iPhone12 ProのSIMトレー位置
SIMピンを押し込んでトレーが飛び出た状態
  1. iPhone本体の側面にあるSIMトレー位置を確認
  2. SIMトレーの穴に本体パッケージに付属されていたSIMピンを差し込む
  3. 途中まで飛び出たSIMトレーを本体から引き出す
  4. 通信業者別にSIMカード(nano SIM)をSIMトレーにセット
  5. 方向を間違えないように、iPhone本体へ差し込む
  6. iPhone本体のディスプレイ右上のアンテナが変われば受信出来ている状態

iPhoneの場合は、SIM交換の際に他の数多くのスマートフォンとの違いとして、ピンによるSIMトレーの押し出し作業が必要になります。

通信が開始されれば変わる表示

アンテナピクトの表示
iPhoneのディスプレイ右側、4本の右上がりバーがアンテナピクト

iPhoneの場合は画面ディスプレイの右上に「バッテリー残量」と「Wifi」「携帯電話の通信」状態が分かるマークが表示されます。

携帯電話が通信している状態を知るためには【アンテナピクト】と呼ばれる、右に4本のバーが大きくなっていく表示部分で確認ができます。(Wifiは3本で表されています。)

SIMカードを差し込んで、3G,4Gなどの携帯電話の通信が接続(開始)されていれば、この【アンテナピクト】が表示されて通信接続されていることが確認できます。(受信エリアであることが前提です)

SIMカードを差し込んでもアンテナ表示が変わらない時は、接触不良も考えられますので、一旦挿入したSIMカードをもう一度取り出して、SIMカードの金属面を綺麗にしてから再挿入することも効果があります。

iPhone12ProとiPhone11ProのSIMトレー比較

iPhone12 ProとiPhone11Proのシムトレー
画像の左が12Pro、右が11ProのSIMトレー

何のために比較しているかというと、iPhone12シリーズでは全周の側面がフラット形状になりました。
今までのiPhoneの曲面になっていた側面から、フラットなソリッドボディーになったため、SIMトレーにも違いがあるのか確認したかったためです。

なお、歴代モデルでは側面右側の中心当たりににあったSIMトレー位置は、iPhone12のソリッドボディーでは側面の左側下に位置しています。

SIMトレーの大きさを比較

iPhone12ProとiPhone11ProのSIMトレーを並べています。
画像の右側がiPhone12Pro、右がiPhone11Proからそれぞれ引き出したSIMトレーを並べた表と裏側になります。

SIMカードを置く側(表側)

iPhone12 ProとiPhone11Proのシムトレー表側
ナノシムカードが入る部分を表面側としました

裏側の比較

iPhone12 ProとiPhone11Proのシムトレー裏側
基本寸法は全て同じのSIMトレー

iPhone12 Pro用:幅10.7×長さ15.8×厚み1.44
iPhone11 Pro用:幅10.7×長さ15.8×厚み1.44
と、SIMカードが入るトレー部の大きさは同じです。

一方、頭の大きさですが、これも縦2.58×横15.94全く同じヘッド部分のサイズとなっており、SIMトレー自身で見た場合に「頭の表面がフラットか、曲面かの違い」でしかないような状態となります。

しかし、根本的には方向が違います。

基本的な大きさが全て同じで、トップ面の形状が違うだけならばお互いの「互換性があるか?」といった観点で、iPhone11ProのSIMトレーをiPhone12Proに差し込んでみます。

ここまでで気付いていた方も多いかもしれませんが、実際に挿入する時に初めて気付きやすい部分で、実は「iPhone12からは歴代iPhoneとはSIMトレーの方向が左右逆になっています。」

iPhone11ProのSIMトレーをiPhone12 Proに差し込む
iPhone12 ProにiPhone11ProのSIMトレーは装着できない

SIMトレーとしての設計形状として左右対称形状になります。

そのため、iPhone12シリーズのSIMトレーは歴代モデルに差し込むことすらできません。

機種変更(iPhone11からiPhone12)でSIMトレーごと交換するなどありえませんが、SIMトレーの互換性もありません。

たまたま、両機種の(2つの)SIMトレーを取り出した後に、どちらのモデルの物か分からなくなっても、お互いに差し込め合うことができませんので、間違えることがありません。

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