iPhone12とiPhone13で共通部分は多岐に渡りますが、後付けする商品に対してとなると、なかなか共通性を導き出すのは難しい状況です。
また、どちらも4種類のモデル同士、かつ12と13では個別に微妙に異なる点も多いため、注意しなければなりません。
そこでボタン位置など詳細部品も含めたiPhone12とiPhone13を対象できるように本体を構成する要素ごとの詳細寸法を表にまとめました。
iPhone13と12の詳細サイズ比較
TYPE | mini(5.4") | STD(6.1") | PRO(6.1") | MAX(6.7") | |||||
MODEL | iP12mini | iP13mini | iP12STD | iP13STD | iP12Pro | iP13Pro | iP12MAX | iP13MAX | |
PRODUCT SIZE |
WIDE | 64.21 | 71.52 | 78.07 | |||||
HIGHT | 131.5 | 146.71 | 160.84 | ||||||
THICKNESS | 7.39 | 7.65 | 7.39 | 7.65 | 7.39 | 7.65 | 7.39 | 7.65 | |
BUTTON POSITION |
DISPLAY | 43.68 | 46.31 | 52.53 | 46.31 | 52.53 | 53.65 | 52.53 | |
SLIDE | 23.37 | 25.99 | 32.22 | 25.99 | 32.22 | 33.34 | 32.22 | ||
VOLUME-UP | 36.68 | 39.31 | 45.53 | 39.31 | 45.53 | 46.65 | 45.53 | ||
VOLUME-DW | 50.68 | 53.31 | 59.53 | 53.31 | 59.53 | 60.65 | 59.53 | ||
SIM TRAY | 96.67 | 97.83 | 111.88 | 110.04 | 111.88 | 83.69 | 88.67 | 80.28 | |
LENS HIGHT | 1.51 | 2.51 | 1.51 | 2.59 | 1.72 | 3.6 | 2.79 | 3.6 |
詳細サイズ表から導き出すiPhone12とiPhone13との違いとしては、「ボディーのアウトラインは同じだが厚みは増えた。mini以外は各ボタン位置も変わっており、全てカメラレンズエリアも大きくなった」(ディスプレイ上部のスピーカー位置も変更)となっております。
iPhone13と12で個別に異なる要素部分について、後付け商品が利用できるのかを観点とした要素別の違い詳細を紹介していきます。
ケース類(ボディー)の共通性
第一に12と13で共通で異なる点としては本体厚みです。13シリーズで約0.3mmほどProシリーズも共通で増えています。
この厚みを除いて12をA、13をBとすると詳細サイズ表から導き出せる後付け商品への共通性としては、
- A1:iPhone12miniとiPhone13miniは共通ボディー
- A2:iPhone12とiPhone12Proは共通ボディー
- B2:iPhone13とiPhone13Proは共通ボディー
miniは12と13で厚みが異なるくらいで細かい点も共通ですが、その他のモデルは12と13で共通とは言えません。
特に、mini以外のProを含む12と13では、両サイドの各ボタン位置が違い、厚みも異なることから、縦横サイズは同じものの共通で利用できることはほとんどありません。
ボタン位置が関係なく、素材が伸びるケース類があるとすれば12と13で共通利用できるものが存在するかもしれません。
レンズ周りの共通性
iPhone12シリーズの4モデルはレンズの位置や大きさがモデルごとにバラバラでしたが、iPhone13ではNormal用とPro用の2種類になりました。
- iPhone13mini とiPhone13は共通レンズ
- iPhone13Pro とiPhone13 Pro MAXは共通レンズ
iPhone13ではこの2種類に分かれ、レンズポジションも同じになっています。そのため、開発中のHGレンズプロテクターも2種サイズのみになる予定です。
アルマニアバンパーのiPhone13シリーズ対応個別モデル
iPhone13シリーズのアルミバンパーを開発するにあたっては、iPhone12との共用化も検討する必要がありましたので、まずはこれらの共通性を割り出していました。
それらを踏まえて導き出す適合モデルとしては、結果として以下のようなモデル別対応の新型バンパー開発に移行することになります。
iPhone13対応バンパー(予定)
- iPhone13 mini / (iPhone12 mini共用可?)
- iPhone13 / iPhone13 Pro 共通
- iPhone13 Pro Max 専用
ボタン位置も同じとなっていたiPhone13mini用に製作するバンパーがiPhone12miniと共用化できるようになるかは現時点では不明です。
その他のモデルは共用できるのはiPhone13とiPhone13 Proに対してとなり、Phone13 pro Maxは完全な13MAX専用品になります。
逆に説明しますと、これからアルマニアで開発するiPhone13用のバンパーはminiだけ共用化できる場合がありますが、その他はiPhone13シリーズ専用品です。
カメラの飛び出し部分のR形状の違い
厚み部分とボタン位置を変えて、すぐに商品(バンパー)が完成するかと言えば、確かにその方法でも簡単に出来そうですが、もう一つ問題があるのはレンズの大きさになります。
iPhone13シリーズではレンズエリアが大きくなり、突起部と背面表面とのつながりのR範囲も大きくなっているため、iPhone12用の既存品のエッジラインの場合はスライドした際にバンパーの背面の一部がこのR(曲面)部分と一部干渉します。
そのため、根本的にリセットした最初からiPhone13シリーズを基準にした設計を始めます。
4モデルを個別にチェックしながら並行して設計を行いますので、4モデル対応に対しては作業性は上がりますが、個別モデルを1種開発するよりも遥かに時間はかかってしまいます。
それでも、最終的なリリースまでの期間は個別に設計するよりも短縮できる傾向になりますので、いかに効率よく作業を行うことで早期に商品化できるよう努めて参ります。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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4 comments on "iPhone13とiPhone12を詳細サイズで比較"
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まだまだ先かもしれませんが、BACK DEFENDERも開発予定でしょうか??
iphone6で採用していた樹脂製のカーボン調バックパネルがPUレザー製に比べると手垢等、擦れも少なく丈夫でしたし、アルミのAロゴもかっこよかったです。magsafeとの兼ね合いもあるので難しいかとは思いますが可能な範囲で検討おねがいします!
コメントありがとうございます!
以前に利用しておりました背面の樹脂パネル(懐かしいですね!)は、当時iPhone7とiPhone6を共用させるための手段にもなっており、ある程度の硬質性が必要でした。
樹脂製となりますと金型が必要になり、商品化までに多くの時間を必要とすることから今では現実的ではなく今後の可能性も低い理由の一つになります。双方にメリット・デメリットがありますので最適化を進めて参ります。
いつかこちらのバンパーを購入したいと思っていました。
iPhone13 proを購入したので、商品化楽しみにしております。
ご検討いただきありがとうございます!
現在iPhone13に関連する商品開発を進めておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。