iPhone14ProとMax用バンパーの試作品が完成
INFO CATEGORY iPhone16-12 DEVELOPMENT(開発情報)
TAG sample iphone14pro iphone14promax fullbillet EDGELINE bumper
現在開発中の「iPhone14Pro」及び「iPhone14Pro Max」向けのアルミバンパー、【EDGE LINE】の一次試作品が完成しました。
試作品のバンパーを実機に装着して操作感及び耐久性などの性能確認を始めております。
フルビレットで完成したバンパーの第一陣となる試作品はアルミ素地のままで各種確認を行いますので、製品になる際にはアルマイト(色付け)されて、また印象は大きく変わってきます。
バンパー以外にも同時装着可能なアイテムとなる、GLASS DEFENDER(ガラスフィルム)、LENS PROTECTOR(レンズカバー)、BACK DEFENDER(背面保護)なども進行中です。
設計段階では、バンパーを基準にして関連する他のアイテムと同時進行で設計を行っていきます。
今回のiPhone14ProとMaxは基本的に大きさ違いのみで、ボタン位置や厚みなどバンパーが関連する部分ではほとんど違いが無いため、ProとMaxは同時進行で設計・試作を進めています。
とはいえ、2モデル共に個々の商品としては異なりますので、開発段階で効率よく進められるように努めております。
iPhone14 ProとMax用の試作品を装着
それでは完成した試作品をiPhone14 ProとMaxへ装着していきます。
iPhone14 Pro用とMax用の試作製作は同時進行で進めておりますので、確認も同時進行となっています。
試作品を装着した状態のフロント側
今回のiPhone14Proシリーズ向けには、前モデルのiPhone13Proシリーズ用で上下左右対称(シンメトリー)化したエッジラインバンパーのアウトラインを少し崩して、外形のプロポーションを若干変更しています。
アウトラインの変更は、バンパー装着時の分割位置を正面から見て下側に移したスクリュー位置となってことが起因となり、その分のネジ穴確保による影響です。
上下左右対称のアウトラインを極力キープし、シンプルなアウトラインで構成することで本体形状に馴染むデザイン性を与えています。
試作品を装着した状態のバック(背面)側
iPhone14Proシリーズは、iPhone13Proシリーズよりも本体のレンズの飛び出し量が更に大きく突出しました。
そのため、iPhone13Pro用ではバンパー厚みをレンズの飛び出し量以上に厚みを与えて、バンパーのみでレンズ保護が可能となっておりましたが、前述のように、同様な手法を取るとバンパー自身の無駄な厚みが増えるだけで普段の利便性が損なわれます。
そのため、バンパー単体でのレンズ保護機能は捨て、レンズ保護はレンズプロテクターとの併用により実現させることで、iPhone13Pro用のエッジラインバンパーよりも薄くなり、デザイン性とバンパー自身としての利便性は向上します。
レンズ保護のために、やむなく分割位置を上部側に設けていましたが、iPhone14Pro用ではバンパーの分割位置を従来の下側に戻すことができるようになったため、デザイン上の自然な仕上がりが望めます。
BACK DEFENDERの試作品
アルミバンパーだけでは守り切れない、iPhone14Proの広大な背面を保護するバンパーと同時装着による専用設計のBACK DEFENDERもオプション設定されます。
iPhone13Pro用エッジラインバンパーではこちらのBACK DEFENDERはバンパーとの間に挟む設計としましたが、バンパーが薄型化されたため、バンパーの背面開口形状に合わせた異形の形状になります。
試作品を装着して実機での操作・動作確認
想定(設計)通りに、装着確認では細かな点で幾つか変更が必要な箇所はありましたが、基本的な装着精度としては問題ありませんでした。
次に試作品にて実機での操作感や通信状態の確認などを行っていきます。
操作上の不具合は感じられず、定点確認での精度も他機種と同等レベルであったため、1次試作としては確認事項の目的は達成しておりました。
この後に、各所細かい点ではありますが、気になった点を設計に反映させて商品化に進みます。
商品の生産に向けて準備を開始しました
試作品での確認において、概ね製品時の注意点は確認が完了しておりますので、各部の変更点を設計データに反映させて加工プログラムを再度設定し直していきます。
その後、商品生産には進んでいきますが、現状のスケジュール状況で見込みからすると11月下旬から12月初旬に第一陣が登場させられる見込み時期になります。
また、ProとMaxは生産も同時進行で進めますが、切削加工以外の部分では機種別で個々の作業に移行しますので、発売時期は異なってきます。恐らくMaxの方が少し後になりますので予めご了承ください。
ProとMax用の【GLASS DEFENDER】がまもなく登場します。
ガラスフィルムの【GLASS DEFENDER】はiPhone14 Pro(6.1”)とiPhone14 Pro Max(6.7”)でサイズ(大きさ)が異なり、旧モデルとの共通性(互換性)はありませんので、新規設計で制作しています。
バンパーとの同時装着を想定したものにもなりますが、単品でも通常のガラスフィルムとしてご利用いただけますので、先行して生産も開始されております。
こちらもまもなく完成するレンズプロテクターと同時期くらいになりそうですが、準備ができ次第、発売開始となります。
現時点の見込み時期では10月末頃の販売開始となりそうです。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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