iPhoneのワイヤレス充電機としての純正品となる「MagSafe」は、既にご利用いただいている方にはご存知のように、iPhone本体とMagSafeに内蔵された磁石同士によって吸い付き、お互いの位置調整も不要で快適にワイヤレス充電が開始されます。
そんなMagSafeですが、「どれほどの磁力(保持力)があるのか?」という点で、本来なら検査機などで測定して数値で比較できれば良いのですが、身近にはないため単にiPhone本体とマグネット接続させて持ち上げてみます。
MagSafeが完全にサポートしているのはiPhone12シリーズからとなります。これはMagSafeの内蔵磁石とiPhone12シリーズ(4モデル)の本体内に内蔵された磁石同士が完全に合致するようになっているためです。
MagSafeのサポート機種
- iPhone12mini
- iPhone12
- iPhone12 Pro
- iPhone12 Pro Max
この中で最も軽量なiPhone12mini(133g)、最も重量の大きいiPhone12 Pro Max(226g)をそれぞれMagSafeに取りつけてケーブル部分を持って一緒に持ち上げてマグネットのホールド力として比較します。
iPhone12miniの場合
MagSafe充電器の外径は56mmになります。iPhone12miniの本体横幅64.2mmに対してあまり余裕はありません。
しかし、磁石同士の力で中央に固定されますのでズレる心配はありません。
MagSafeのケーブル部分を持ち吊り下げた状態で、ケーブルを揺らしたり振ったりしても外れて落ちることはありません。但し、意図的に外すために衝撃を与えるように大きく揺らせば外れます。
miniの重量が133gと軽いこともあり、次にアルマニアのアークラインバンパー(18.2g)を装着して同じようにケーブルを揺らしたり振ったりしてみますが、やはり外れすことはありません。
この程度の重量増加ではほとんど変わりはありませんでした。
iPhone12 Pro Maxの場合
重力による吊り下げでは本体重量が影響しますので、やはり最も本体重量が大きいPro Maxで検証するのが比較しやすいところとなります。
Pro Maxの本体重量はminiのおよそ1.7倍にもなる226gです。重量よりも視覚的に表面積が大きいMaxは手に持ってもずっしり感があるため、大丈夫かな?と少し思ってしまうほどです。
Maxもminiで検証したように同じくケーブルを持ち上げて振ったり揺らしたりしましたが、MagSafeがズレることもなく、自ら本体が外れてしまうようなこともありませんでした。
単純に机上に置いた状態からケーブル部分を持って本体と一緒に持ち上げても外れそうな感覚もなく簡単に一緒に持ち上げられるほどの保持力がありますので、自由落下状態でもそう簡単には外れるほどではありません。
意図的に外そうと思ってケーブルを強く振ればiPhone本体は落ちますのでご注意ください。
横から見た装着状態
結果としてはMagSafeには本体を持ち上げられるほどの十分な磁石同士の保持力があり、ちょっとしたことでは位置がズレることも無いことが分かります。
もちろん、ケーブルを吊り下げて宙吊り状態でご利用になる方はいらっしゃらないと思いますが、宙づり充電でも十分に利用できるほどです。
但し、ここまで保持力(ホールド力)があるということは、逆に普段外しにくいというデメリットにもなります。
両手を利用しないと外せない
MagSafeのケーブル部分を持って本体と一緒に持ち上げても、簡単には外れることが無いほどのホールド力があることは分かりましたが、これが逆にデメリットにもなってしまいます。
実際にMagSafeを利用する際には、ワイヤレス充電を開始するためにMagSafe付近に本体を持っていけば簡単にくっつきますが、MagSafeを本体から外したい時は片手で持ち上げたところでマグネット部分が外れるわけもなく、持ち上げた本体からMagSafeを両手を使って取り外す作業が必要となってきます。
充電開始は楽ですが、充電完了後に外す時は少々面倒なiPhone12のMagSafe(ワイヤレス充電器)です。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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