Pixel7 Pro用バンパーの1次試作品が完成
現在開発中の「Pixel7 Pro」用アルミフルビレットバンパーEDGE LINEシリーズについて、一次試作品が完成し、各種確認作業に入っております。
アルマニアでPixel系のバンパーを製作するのは初めてにもなるため、既存の流用できそうな加工ツールを利用してどこまで1次設計に近付けられるかといった確認のための試作品にはなっていますので、この確認の後に実際の生産時の加工方法、仕様などを詰めていく、確認のためのまさにPixel用としては第1次的な試作品ではあります。
とはいえ、外観的な部分は既存の加工ツールでほとんど仕上がっていますので、製品版も同じようなデザインになってきます。最も生産上で重要になるのが装着感に関わる内部の加工と専用ツールにはなります。
こちらの試作品をPixel7Proの実機に装着して紹介していきます。
Pixel7 Pro用バンパー一次試作品を装着
今回のPixel7Pro用1次試作品は「試作のための試作」といったような段階ではありますが、重点的に確認するための要所要所は設計通りに仕上げています。
Pixel7Proの実機に装着したフロント側と背面側がこちらになります。試作品はアルマイトを施していませんので、画像ではアルミの素地の色(素材色)となります。
正面側(FRONT)
エッジラインシリーズとしてデザインや装着方法は従来通りに準じておりますが、Pixel7Proの本体に合わせて最適化を図り、その全体のデザインはiPhone系とXperia系とも微妙に異なってきます。
背面側(BACK)
背面側も上下左右に「プロテクションガード」を設けてバンパーの補強を行っています。特にiPhoneのPlusやMax系と似たサイズ感になるPixel7Proはスパンが長くなるため、このプロテクションガード部がバンパーの保護性能に対して重要な役割を持ちます。
バンパーの分割方法は逆組み方向で確定
Pixel7の特徴である背面側の上部に位置する全体まで広がっているカメラレンズ突起部分を回避するため、バンパーの分割(結合)位置はレンズ周辺の上側で確定となります。
できれば下側で設定したいところですが、上からになるとバンパーを本体へハメる際にスライド挿入時にレンズ突起部をバンパーが超えることが出来ないです。そのため、Pixel7Pro用では分割位置とバンパーの挿入方向が他のモデル用とは逆になります。
iPhone13/ProとMax用も逆組み(下からのスライド)方向になっていましたが、今後販売開始予定のiPhone14Pro、Max用は下側からの組み付け方向になります。
今回の1次試作で確認できるのは主に外観面と分割位置の確定となります。内部のカット形状、加工ツール・専用加工治具の作成などが今後の課題ではありますが、現時点では順調に進んでおりますので、商品化できる可能性が高くなってきております。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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