車のエンジンオイル交換などで、意外に用意するのを忘れてしまいがちな「オイルじょうご」ですが、その「じょうご」の代わりの代用品としてペットボトルを利用するのが便利です。
普段から自分でオイル交換されるサンデーメカニックの方でオイル注入用にジャバラ付きの漏斗(じょうご)やオイルジョッキなどが常備してあっても、ジャバラや差し込み口の掃除は面倒なので、こういった方法もあるとだけ頭の片隅に入れておくと、家庭でも代用が効きます。

ペットボトルじょうごの作り方
作り方を説明するほどでもないのですが、一応解説していきます。
- ペットボトルを用意する(綺麗にしておくこと)
- 胴体部分をカッターやナイフでカットする
- 注入口に差し込む
適当なペットボトルを用意する
捨てるペットボトルを用意します。当たり前ですが綺麗なものを用意するか、洗ったものを使用してください。次の工程でカットしてから洗うほうが楽です。

口から胴へ広がった適当な位置でカットします。
最近のペットボトルはPETの厚みが大変薄くなっているため、簡単にカッターやナイフ、ハサミでもカットできます。

ペットボトルを漏斗として代用する場合にはオイルジョッキやオイルじょうごに見られる「ジャバラ」がありませんので、注入口までの距離を稼ぎたい時はペットボトルの胴体のカットする位置を長くしてあげれば延長できます。
カットしたペットボトルの口を差し込みます。
ペットボトルの口を逆さにしてエンジンオイルの注入口に差し込みます。エンジンオイルの注入口にピッタリのサイズ感のため、一気に注入口を広げることができます。

ここでの作業と同じようにペットボトルじょうごをエンジンオイル交換に使用する場合はエンジンが冷めている状態で差し込んでください。ペットボトルは薄くて変形しやすいので、エンジンが50度未満の時にしか使えません。
注入してみる(使用例)
4lのオイル缶から直接オイル注入できます。じょうごが無ければ的が定まらずに注入口は狙えません。

オイル注入口から漏れ出すと面倒なのとオイル缶は口の近くまでオイルが入っていますので、少し傾けただけですぐにオイル缶からオイルが出始めます。まず「じょうご」がないとエンジンオイルを入れることは難しいです。
ペットボトルじょうごなら素材に透明PETが多くなりますので、視認性が高く安心して利用しやすいです。通常のオイルジョッキやじょうごではPETほどの透明性は無いので、上から注入口の奥の状態が見にくい点はむしろデメリットです。
ペットボトルじょうごの口のサイズ
ここでは500mlのペットボトルを使っていますが、もっとじょうごを大きくしたい場合は胴体の大きい2Lのペットボトルでも同じことができます。
ペットボトルの口の外径(差し込み口になる)サイズはどれも24.8mmで統一されています。これは500mlでも2Lのペットボトルでも特殊なものでない限り同じです。
500mlのペットボトルの口サイズ

2Lのペットボトルの口サイズ

もっと大きい漏斗にしたい場合は2Lクラスのペットボトルを使用してください。差し込み口になる部分は500mlと同じです。距離が必要な場合は胴体部分を長くした状態でカットします。
なお、ネジ部まで含めると28mmになりますので、28mm以上の口にはペットボトルじょうごで代用できます。口の内径は21mmです。
最後に
ペットボトルをじょうご代わりにすることは誰でも思いつくようなことではありますが、逆に当たり前すぎてか車のエンジンオイル向けに紹介しているようなサイトがあまり見られなかったので、あえて紹介させていただきました。
エンジンオイルを注入するための漏斗が手元になかった時にはペットボトルじょうごで代用できます。
ここで紹介したエンジンオイル交換時以外にも、キャンプや家庭内で燃料をタンクに移す時にも利用できますし、家庭内でも食品にも利用できますので、ペットボトルじょうごはイザという時に何かと役に立ちます。
冷ましてから利用してください
素材がPETのため、揮発性燃料のガソリンや灯油でも溶けることなく利用ができます。また、透明の素材が多いため流動している状態がよく見えることもポイントが高くなります。ただし、温度には注意してください。
ペットボトルのPET素材は通常耐熱性が50℃程度で、耐熱タイプでも80℃程度なので、温度が高いものに使用する時は注意してください。
ペットボトルじょうごの口の大きさ
口の外径は28mm(ネジ部含む)で内径は21mm(物が通れるサイズ)
なお、使用したペットボトルじょうごは液体を拭きとって資源ごみに戻すか、あまりにも汚れてしまえば、そのまま燃えるゴミで出すことができる地域もあるかと思います。
使用後にそのまま捨てられれば簡単ですが、念のためゴミの処理は各自治体ごとで異なりますので要確認です。

この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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