ジムニー(JB64)のリヤバンパーの取り外しに必要な工具類と作業手順を画像と一緒に詳しく紹介しています。
ジムニーのリヤバンパー取り外しに必要な工具類は以下の通り、一般的な工具で可能ですが、頑張ればラチェット式の10mmソケットレンチだけでも可能です。
+ドライバ―(#2)と小型のマイナスドライバー(#0程度)も用意しておいた方が作業性は上がると思います。
リヤバンパー取り外しに使用した工具類
- 10mm六角ソケットレンチ →ボルト外しに使用
- マイナスドライバー 小型 →クリップまたはカプラーカバー外しに使用
- (プラスドライバー #2以上) →両サイドのタッピングスクリューの使用
それでは、ジムニーのリヤバンパー取り外し手順をご紹介していきます。
リヤバンパー取り外し手順
まずはリヤバンパーを外す際に必要なボルト・クリップ・スクリュー位置の確認です。
リヤバンパーを固定するネジ類とクリップは3種類が利用されており、合計では10個(本)になります。
- ① タッピングスクリュー2本
- ② クリップ 2個
- ③ 六角フランジ段付きボルト 6本
ジムニーのリヤバンパー取り外し作業の手順としては、以下のような順番で良いのではないでしょうか。
- リヤホイールハウスのタッピングスクリューを取り外す
- バンパー下の2か所のボルトを外す
- バックドアを開けて見えるバンパー上部のクリップを外す
- バンパー上部のボルト4箇所を外す
- リヤバンパーをボディーから取り外す
- 電装カプラ接続ボックスのカバーを開く
- 2つのカプラを外してボディーからリヤバンパーの分離が完了
上記手順にてご紹介していきます。
手順1. リヤホイールハウスのタッピングスクリューを取り外す
最初にボディーとバンパーを固定している左右のタッピングスクリュー(各1本)を外します。リヤホイールハウスの一番上のスクリューだけになります。
タイヤが邪魔して工具が入りにくいため、長めのプラスドライバーを利用したほうが便利です。タッピングスクリューが長く、指でも回しにくいため、かなり回す必要があるためです。
手順2. バンパー下の2か所のボルトを外す
リヤバンパー下から固定されている左右2か所の六角ボルトを外します。
右はマフラー周辺(右側フックの左周辺)、左は左側フックの左周辺です。地面方向に緩めますので、下から見上げたほうが位置は分かりやすいです。
いずれもリヤの牽引フックの右側にある六角ボルトです。
右側は牽引フックとマフラーの中間に位置しますので、走行後すぐの作業の場合はマフラーには触らないよう、十分注意してください。
手順3. バックドアを開けて見えるクリップを外す
車体外から外せるネジ類を外したら次にバックドアを開けて、リヤバンパー上部に計6箇所で固定されているクリップとボルトを外します。
まずは樹脂クリップから外します。
この箇所のクリップは、溝が2か所ありますのでそこにマイナスドライバ―などを差し込んでから頭を外側に一段引き出します。その後に頭を持って全体を引き抜きます。
バンパー穴と中心が合っていないと引き抜きにくいため、他の箇所を固定している六角ボルトより先に外します。
バックドアを開いたドアダンパーの奥側(右側)にもクリップがありますので、そちら側はダンパーが邪魔して少し作業が面倒です。
手順4 バンパー上部のボルト4箇所を外す
4箇所の六角フランジ段付きボルトを外します。
これで、バンパーを固定しているネジ・クリップ類は全て外したことになります。
この時点で自然にバンパーが落ちてしまうようなことはありません。
手順5 リヤバンパーをボディーから取り外す
リヤバンパーを固定しているネジ類を全部取り外したら、リヤバンパーを車体から取り外します。
そのまま後方へ引き抜くのではなく、少し下から持ち上げてバンパーを上方向に角度を付けてから後方へ引き抜きます。
手順1で外したタッピングスクリュー箇所はリヤバンパーの返しがあります。そのまま後方へ引っ張ってもその返し部が外れないため、少し持ち上げてからリヤバンパーを後方へ引っ張り出してあげます。
この状態でもリヤバンパーは車体から分離はできません。次の項目でテールランプ配線をカプラ部から外してあげる必要があります。
手順6 電装カプラ接続ボックスのカバーを開く
手順6と手順7のリヤバンパーの配線カプラの取り外しは、ジャッキアップなどで簡単に下に回り込むことが出来ていれば、最初に作業したほうが楽です。
ここでは、車体をジャッキアップなどはせずに、直接リヤバンパーを外す手順としてご紹介しております。
リヤバンパーを車体から外したら、最後に(テールランプ等への)配線(カプラ)の取り外し作業にはなりますが、あまりワイヤーハーネスには余裕がありませんので、恐らく膝にリヤバンパーを乗せた状態でカプラの取り外しを行うことになろうかと思います。
バンパーが地面に直接接触しないよう、事前にマットなどをひいていてください。また、マイナスドライバーを用意しておいた方が簡単かもしれません。
電装ボックスの位置を確認したら、カバー部が爪2か所でロックされていますので、ロック部を押してカバーを開きます。
この状態ですと、ワイヤーハーネスが引っ張っている状態のため、ロックを外すのがなかなか困難です。リヤバンパーは地面に置くことが出来ないので、マイナスドライバーをロック箇所の隙間に入れてあげるとロックを外してカバーを開きやすいです。
同じように、接続ボックスの反対側にもロック箇所がありますので、同じようにロックを外せれば蓋カバーが開きます。
手順7 2つのカプラを外してボディーからリヤバンパーの分離が完了
電装ボックスのカバーが開いたら、その中で接続されている2つのカプラーを外します。
両者ともロックされている状態なのでので、ロック部を押して引き抜いて外しますが、押してもストロークが小さいせいでなかなか苦労するかもしれません。
構造的にはロックを押して引き抜くだけですが、外れない場合は樹脂の爪が一時的に引っかかっているかもしれませんので、一度カプラを押し込んでロックを強く押して(十分に広げてから)引き抜きます。
矢印で示した箇所以外を押しても外れないのでご注意ください。ボックスへの固定のためのロック箇所もあるので少し分かりづらい状態になっています。
配線カプラが外せれば、リヤバンパーは車体から完全に分離できる状態になります。
これにてジムニー(JB64)のリヤバンパー取り外し作業は完了です。
取り付ける際は、この作業の逆の手順となります。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
この記事の前後リンク
- 個人情報やプライバシーを侵害するような情報
- 閲覧される他の方に不快を与えるような内容や他の方に対しての暴力的な言葉や中傷
- 著作権の侵害・法律や倫理に反する行為
- 個人的に偏ったご意見や見解、他社を含む商品・サービスの不平や不満
- 個別記事の初期投稿日から一定期間を過ぎ、コメント投稿を受け付けていない場合
- 商品の感想または不具合など、個々に対応する必要がある案件
- 個々の記事に関係のない内容や話題の乱雑な投稿、迷惑なオフトピック
- その他、投稿時期のAI判別による不正防止と時事的な内容に抵触する場合など