iPhone12とiPhone12 Proが先に発売開始となった理由の一つ
iPhone12シリーズは、miniから始まりMAXまでの4種類となりました。発売日は2種類に分かれ、先にiPhone12とiPhone12 Proの2種類、その後MiniとMaxが同時期に発売予定となる、2つの発売日が設定されました。
なぜ?「iPhone12とiPhone12 Proが先でMiniとMaxが後になったか?」という理由にもなる点で、今回の「iPhone12」と「iPhone12 Pro」には過去に例が無かった大きな共通点があります。
事前の不確定情報の中では、iPhone12とProは画面サイズが同じ「6.1インチ」サイズということだけには共通性がありました。
しかしながら、画面サイズはあくまでもディスプレイ(表示画面)を長方形と見立てた対角上の大きさだけを表しているだけなので、 歴代モデルからしても「画面サイズは同じでもボディーサイズは異なる」ことが予想されてもいました。
iPhone12とiPhone12 Proのボディーサイズを確認
予約開始となったiPhone12とiPhone12 Proの正確なサイズを知るためにアップルの公式で公開された各々の筐体(きょうたい)サイズを確認していきます。
これを比べることで、詳細まで寸法確認できますが、ここに掲載するサイズとしてはW×H×D(縦、横、厚み)の筐体寸法が物理的に構成される最外周を基準としたサイズで比較したものを紹介します。
最初の取り掛かりの部分で、iPhone12とProが少しでも違えば小数点以下2桁が変わってくるためです。
iPhone12 Proのボディー(筐体)サイズ
WHD=71.52×146.71×7.39(mm)
iPhone12のボディー(筐体)サイズ
WHD=71.52×146.71×7.39(mm)
ご覧のように、この2モデルのWHDサイズは全く同じであり、まさかの完全共通ボディーの可能性が一気に高まります。
しかし、この長方形で表されるWHDだけで共通とするにはまだ早く、ボタン位置やカーブのR形状なども比較していく必要があります。
iPhone12とiPhone12 Proは完全共通サイズ
疑いの目を持って、様々な詳細寸法を比較しながらiPhone12とiPhone12 Proを確認してみましたが、全ての構成部品の位置や大きさが完全に一致し、筐体としては完全に同一サイズで同一ボディーサイズとなることが確認できました。
これは歴代モデルから他社のスマートフォンにおいても珍しいことにはなりますが、本年発売開始のiPhoneSE(第二世代)がiPhone8と完全共通ボディーであったことは、この予兆の一つであったのかもしれません。
このiPhone12とProのボディーが完全一致の意味は外観的な筐体として見た場合です。
中身をごっそり変えれば組み換えできる意味とは異なりますのでご注意ください。
また、レンズ部分の位置やサイズは異なりますので、完全一致の意味はケース類を選ぶ際に、どちら(iPhone12とiPhone12 Pro)も共通で利用できるという意味になります。
当然ですが、MiniとMaxに共通性はなく、これらのことからレンズ部分が関係しないアクセサリーケース類は3種類で4モデルが満足できることになります。
iPhone12 ケース類のモデル別適合性
- iPhone12 Mini
- iPhone12 & iPhone12 Pro 共通
- iPhone12 Pro Max
上記3種類違いにすれば、4モデルが賄えることになります。
レンズの突起部サイズは異なります。
iPhone12 ProはLiDARや3眼ということもあり、iPhone12よりも大きくなっています。縦横寸法を見てわかるように1:1の正方形サイズでもありません。
そのため、今までの説明の中に「完全に一致」するとしてきましたが、この説明はレンズ部分は関係しない製品に対してとなります。突起の高さも違いますが、レンズの突起の中心位置はほとんど同じですから、Pro用に合わせてレンズ部分がくり抜かれたケース類はiPhone12でも使用できることがほとんどです。appleのアクセサリーもProに合わせてiPhone12を共通化させています。
Appleの純正アクセサリーも共通
iPhone12とiPhone12 Proのボディーサイズが同じであれば、アップルの純正アクセサリーも共通となっているわけなので、確認してみます。
やはり、記載にもあるように、アクセサリー類が「iPhone12とiPhone12 Proは共通」となっています。
まとめ:発売日が同じになった理由の一つとして
iPhone12とiPhone12 Proは性能や仕上げは違えど、その筐体としてのボディーサイズはレンズ部分の突起を除き全てが同じ筐体サイズです。
そのためアップルとしてもこの「2種共通の1ボディー化」によって、iPhone12とiPhone12 Proを先発にすることで以下のようなメリットがあります。
- アクセサリー(ケース)類が1種類で済む(開発費の削減など)
- (↑は販売店在庫にもメリットがあります。)
- 発送品サイズの統一化(物流・運送に関するメリット)
これらのメリットが生まれることから、「iPhone12とProが先行した発売日になった」という理由の一つにもなります。
ちなみにiPhone6以降の歴代モデルでは、バージョンが増えるたびに筐体サイズも0.1mm程度で全体的に僅かに拡大されてきました。
そのため、例えばiPhone6とiPhone7のデザインや大きさ感は同じにしか見えない、感じなくても、ケース類の一部は共通対応できていないものも数多くありました。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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