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充電状態の見える化を実現するUSB-Cケーブル

USB-Cデジタル電力表示付き充電ケーブル

スマホやタブレットの充電は昔と比べて大幅に高速化されています。これは出力(給電)側と端末側(スマートフォンやタブレット)の進化によって実現していますが、主にはUSB-Cの次世代ポートによるものとなります。

既にほとんどのスマートフォンの充電端子はUSB-Cが標準となっており、馴染み深い存在になりつつあります。

このUSB-Cによる高速充電化によって、端末によって細かく異なるものの、およそ電池残量80%程度までは高電力(20W前後)で充電されます。その後、100%の満充電に近づくと徐々に電力は低くなりおよそ5W前後になります。

今の充電状態がどんな状況かを知るためには、この電力値W(V電圧 × A電流)が分かると、充電残量と併せて満充電までの見込み時間にも目安がつきやすくなります。

また、スマホに充電時のLEDインジケーターなどがあれば、LEDは点灯して充電できているのだけど、「何故か充電が遅い」「朝になっても満充電にならない」などの原因特定に役立ちます。

こういった場合は主に給電側(充電器)と接続する端末側のどちらか、または両方に組み合わせの原因があります。

開発時のUSBCケーブル完成イメージ
開発時点の完成イメージ

そこで、アルマニアではコンパクトボディーにデジタルでの電力表示を実現するUSB-C充電ケーブルの開発を進めておりました。

試作品の状態からテストを繰り返しておりましたが、現時点では製品の生産に移行しており、製品仕様版が完成しておりますので簡単にご紹介して参ります。
現在のところ、販売開始に向けて製品以外の準備に取り掛かっております。

電力デジタル表示付きで見える化するUSB-Cケーブル

こちらが完成した新型USB-C充電ケーブルの(デジタル表示の)ストレートヘッド側です。

アルミボディーのヘッド部に電力表示窓を設けており、そこで通電時にはその時点に流れる電力の数値が表示されます。

完成したデジタル表示付きUSBケーブル

コンパクトに仕上げたストレートヘッドのアルミボディーとケーブル自体の接続部には、ケーブル破損をガードする穴開きガイドを長めに設定して、耐久性の向上にもつなげています。

デジタル表示(点灯)状態

充電器と端末を両側に接続すれば数値表示が始まります。

数値セグメントの点灯色はホワイトではありますが、就寝中に利用する際に輝度が高すぎて眩しいくらいになってしまうので、相当明るさは抑えています。

デジタル表示状態
Pixel7Proに接続、小数点表示は19.9Wまで

0.0~19.9wまでは小数点1位までを表示します。

表示される数値は本品の測定・計算値・更新タイミングになりますので、正確なテスター数値とは異なってきます。あくまでも普段の正常勘を掴むような目安値として捉えるものです。

※20W以上になると整数表示になります。(小数点以下の数値表示は19.9wまで)

  • 0~19.9w=小数点以下1位表示
  • 20~199w=整数表示(3桁)

本品はMAX100Wの仕様となりますが、100Wを超えてもオートカットするような機能はありません。(内部の各配線の耐電力値です。)
そのため、仮に一時的にでもケーブル間に100Wを超えるようなことがあっても表示数値は199Wまでは数値表示することになります。

20W以上になると整数表示

20W以上の整数表示時状態
20W以上は整数表示になります

20wを超えると整数表示となり、少数以下は無くなります。これはデジタル表示の数値表現可能セグメントが【19.9】となる関係で、20.0からは小数点表示ができなくなるためです。

昨今のスマホ充電では、高速充電時(PD時)は、20w前後で充電されることがほとんどになっていますので、満充電に近づき低下してきたとき(5w前後時)には小数点表示できますので、詳しく把握することができます。

※画像のデジタル表示セグメント別に輝度のムラがあるのは、点灯表示が常時点滅(数値変更)している影響です。

人間の視覚的な感覚でこの点滅を感じることはできません。撮影した際にはシャッタースピードの関係で輝度ムラに見えるだけです。

本品の最大耐力電圧は100Wですが、「100Wで充電できるケーブル」ではありません。電力は給電側(充電器)と端末側(スマホ)で決まり、ケーブルはそれらを繋げている(バイパスしている)だけです。

本品はその充電器とスマホの間で流れた電力と電圧を測定し、電力数値を表示するバイパスケーブルになります。※データ通信も可能です。

ストレートとホリゾンタルのコンビネーション

ストレートとホリゾンタル
接続端子部:ストレート(直挿し)とホリゾンタル(横挿し)

両面挿しが可能なUSB-Cの利点もあり、接続する部分は本品はストレートとホリゾンタル(横型)のコンビネーションとしています。

電力表示部はストレート側片面のみになります。ホリゾンタル側は円筒デザインとして、接続時は差し込み(押し込み)やすく、外しやすい形状になっております。

Pixel7Proにホリゾンタル側接続
直差し横挿しのどちら側でも利用可能です

円筒部は少し大きめの外径(φ9.5mm)となっており、アルマニアの「ホリゾンタルUSBケーブル(USB-A to C)」のホリゾンタル側のヘッド(φ7.7mm)より一回り大きくなっています。

カラーはブラックとレッドを予定

本品の基本的なケーブル長さは1Mです。また、カラーは「ブラック」と「レッド」の2色を予定しています。

ブラックとレッドを販売予定
ホリゾンタル側のブラックとレッド

ケーブル部分は柔らかめなナイロン繊維を用いて折り、シンプルな編み目の被覆仕様としています。

レッドは樹脂部分も含めてカラーを揃えていますので、デジタル表示部以外は全面レッドの仕様となります。またケーブルの被覆カラーはヘッド部に合わせてメタリック感を持つカラーとしています。

また、詳しい商品仕様については専用商品サイトでご説明するような形を予定しておりますが、発売時期は夏休み明け(8月下旬)となって参りますので、その頃までには公開できるよう準備を進めております。

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