Xperia 1 IVの実機をXperia 1 IIIと外観比較
ソニーモバイルの2022年新型モデルとなる「Xperia 1 IV」(エクスペリア、ワン・マークフォー)が6月3日(金)に発売開始となりました。
前モデルであるXperia 1 III(ワン・マークスリー)から、ボディーサイズからくるディスプレイサイズやCPUのスペックなどで大きな変更点は少ないものの、Xperia 1 IVの進化点としては特に写真や動画撮影の品質を向上させるべく、ズームレンズを搭載したカメラ性能・処理機能アップが特徴的なモデルになります。
Xperia 1 IIIでは70mmと105mmのレンズが正面から見て最下の望遠レンズ内で切り替わるだけの「切替式」でしたが、Xperia 1 IVでは85~125mm間での「ズーム式」となります。
デジタルズームとは異なり、光学的にレンズでズームを行えることは画質の劣化も生じず、画角(選べる焦点距離)の多様さからもより最適な焦点距離を選べることで更に魅力的な撮影が可能になります。
既にドコモで予約しておりましたXperia 1 IV(SO-51C)本体が発売日に到着したため、まずは商品アイテム作成のためにも外観をメインに確認を行っております。
本体公称サイズが同じことから、Xperia 1 IIIとの共通性もあるのかという点でXperia 1 IVとXperia 1 IIIを比較しながらの作業になります。
Xperia 1 IVとXperia 1 IIIを実機比較
Xperia 1 IVのパッケージを開封して中身を見ていきます。
iPhoneと比較してしまうと、どうしても見劣りするパッケージではあり、紙の質感(厚み)や造りの構成にはチープさが否めませんが、全て立体化に折り込み構造で糊を使っていないこともあり、SDGsや資源の観点では明らかに分があるのだと思われます。
今では付属のケーブルやAC充電器もありませんので、中身と言っても基本は本体のみになります。
一応、購入した時点でのパッケージ全体の構成としては以下になります。
- ケース上蓋
- ケース底
- 内側トレイ
- 本体(画面側に保護剥離紙が貼ってあります)
- クイックスタートガイド
- ご利用にあたっての注意事項
- (製造番号の識別ラベル)
次にXperia 1 IVの正面側と背面側を横に並べたものと、上下左右の各側面ではXperia 1 IVとXperia 1 IIIを並べ、実機での違いを比較していきます。
各側面の比較画像は画面側を下に向けて並べていますので、カメラ側が上を向くように並べています。
正面と背面(FRONT & BACK SIDE VIEW)Xperia 1 IV
縦横厚み(WxLxH)の公称サイズが同じXperia 1 IVとXperia 1 IIIはカメラレンズのデザイン部分でも正面・背面比較しても見分けがつきません。
正面側と背面側をXperia 1 IIIと並べても違いが分からないほどでしたので、上の画像ではXperia 1 IVのみの正面側と背面側を並べています。
上面側(HEAD SIDE VIEW)Xperia 1 IV : Xperia 1 III
Xperia 1 IVとXperia 1 IIIの上面部比較ではマイクの位置が違っています。Xperia 1 IIIの方が画面寄りに位置しており、今回のXperia 1 IVでは厚み中心当たりに位置しており、少し右側面側(画像では右)に寄っています。
Xperia 1 IVには全周の側面形状に少し上下に凹み(スリム化部分)が設けられており、よりエッジの効いたデザイン側面に変わっています。この点でXperia 1 IVかXperia 1 IIIを見分けると簡単です。
右側面(RIGHT SIDE VIEW)Xperia 1 IV : Xperia 1 III
物理ボタンが集中する右側比較です。画像にはボタン位置の違いが分かるように罫線も引いておきました。
罫線はXperia 1 IVの3っつのボタン(音量上下・ディスプレイ・シャッター)の中心当たりを狙ってXperia 1 IIIまで降ろしていますが、ここで分かるように、内部(基盤)構造もXperia 1 IVとXperia 1 IIIでは異なります。
これにより、同じようなサイズ感ではありますが、Xperia 1 IVとXperia 1 IIIは全くの別物であると言えます。
また、ケース類やアクセサリー類は個々に専用品が必要になることも意味します。
グーグルアシスタントキーが廃止された
右側側面の大きな違いとして、Xperia 1 IVでは「Google Assistant Key」が廃止されています。
廃止されたということは、不評であったのか、何かの企業同士の力関係なのか確かな事は一切分かりませんが、とにかくあまり良い機能ボタンとは言えないようなものでしたので、シンプルになって良かったのではないでしょうか。
底面側(BOTTOM SIDE VIEW)Xperia 1 IV : Xperia 1 III
底面側での違いはSIMカード位置がXperia 1 IIIの時には左側に位置していましたが、Xperia 1 IVではこの底面に移動しています。
底面のマイク位置も少し中央側に寄りました。
移動した底面からのSIMスロット引き出しは少し嫌らしい位置のような気もしますが、頻繁に抜き差しするものではないことで利便性の低下という点ではあまり支障がないような気はします。
左側(LEFT SIDE VIEW)Xperia 1 IV : Xperia 1 III
底面側で解説した通り、左側のSIMスロット位置がXperia 1 IVでは底面に移動したため、Xperia 1 IVの右側側面には何も要素がありません。
シンプル過ぎて少し寂しい気もしますが、より精細さが演出された全体のデザインに寄与するのかもしれません。
Xperia 1 IIIとの実機比較結果として
Xperia 1 IVとXperia 1 IIIはメーカー公称のボディーサイズは同じ(約71mm×約165mm×約8.2mm)になりますが、全体的に共通性はありませんでした。
本体内部での共通部品は多いと予想されますが、サイドボタンの位置やSIMスロット位置も異なることから、Xperia 1 IVとXperia 1 IIIは共通ではなく、個別の専用設計になっています。
レンズ突起の大きさもほぼ同じですが少し違っています。
レンズ突起の大きさもほぼ同じです。各レンズの配置・中心位置も同様のため、個別レンズのスペックは異なりますが、Xperia 1 III用のレンズプロテクターが装着できるか確認してみました。
Xperia 1 IVにXperia 1 III用のレンズプロテクターを上から被せてみましたが、下側に合わせますと少し上面側(片側)に浮きが生じます。
もう少しで共通化できそうだったのですが、レンズ特性も異なるので、こちらもXperia 1 IV用に専用設計が必要となります。
実測では横方向でXperia 1 IIIよりも0.45mm小さい
全体的に同じように見えてしまうXperia 1 IVとXperia 1 IIIではありましたが、細かいところはやはり違いがあり、アルマニアでも更に細かい点での確認を順次行いまして、今後の商品化に進めていきたいと思います。
そもそも公称サイズは同じ(約71mm×約165mm×約8.2mm)とは言っても、四捨五入された「約」という表現の中のものであります。
そのため、実測では横(W)方向だけで言えばXperia 1 IVでは70.85mmに対し、Xperia 1 IIIは71.20mmになりまして、0.45mmもXperia 1 IVの方が(横方向は)小さくはなっております。
Xperia 1 IVでは今までにない断面形状となり、上下に少しシェイプアップ(スリム化)されたデザインになりました。
この形状になると内部容積が若干は減ることにはなりますので、もともと(Xperia 1 IIIでも)外周部の内部には少しは余裕があったのかもしれません。新しい取り組みとも言える断面形状デザインで、個人的には好感が持てるエッジの効いたデザイン特徴にもなります。
この上下の凹みのおかげか、手持ちの触感はXperia 1 IIIとは若干ですが異なってきます。この点は好みになりますので機種選びで重要視されるようなことでもありません。
最終的には実機を見ながらXperia 1 IIIとの細かい点で違いを比較していきますと、昨今の値上げ市場や世界状況からもXperia 1 IVは確かに高額になりましたが、値段相応にも感じる部分もありました。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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2 comments on "Xperia 1 IVの実機をXperia 1 IIIと外観比較"
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歴代Xperia はアルマニア様のパンパーに守られて傷ひとつ無くキャリアに返却できています。
今回の1IVもお返しプログラムを使い購入しました。またバンパーが製品化された際購入したいとワクワクしています。
5IIIにあったインディゴが気に入ったのでぜひ1IVにもラインナップして欲しいです!
コメントありがとうございます!
弊社商品をご利用いただきありがとうございます。今回のXperia1IVについても極力早期に商品化できるよう進めて参ります。引き続きご利用いただければ幸いでございます。
また、カラーについてはその時の状況にもよりますので現時点では未定となりますが、インディゴについても候補カラーとしては検討して参ります。