カスタムセンターキャップ用の金型最終調整中
現在アルマニアでは、発売開始に向けて最終調整を進めている、「ジムニー(JB64)XC用リヤホイールのカスタムセンターキャップ」が生産を開始するために金型の最終仕上げに入っております。
ジムニーのフロント(タイヤ)はホイールの中心からむき出しのハブが突き出している状態になりますが、このハブカバーを固定するボルト箇所とホイール自体を固定するハブボルトの位置関係が一致しません。
ハブロックを固定している(黒い)ボルト箇所が6箇所に対して、ホイール固定側のハブボルトは5か所(5締め)になり、お互いに中心からの角度が一致しない設計になっています。
ハブロック側の固定ボルト部分が正面から見て膨らんでいますので、ホイールを装着した際の隙間もほとんどなく、規則性が取れないことでフロントに装着できるセンターキャップの開発は中止しています。
一方、リヤホイールのセンターには中心にスズキのSマークがあしらわれた大きな樹脂キャップが組み込まれており、XCのリヤホイールに装着できるカスタムセンターキャップを開発して参りました。
純正ホイール(XC)向けのリヤ側カスタムセンターキャップ
純正品のセンターキャップはホイールを外してからホイールの内側方向に外から押してあげれば外せます。(圧入状態なのでかなり硬いです)
外径で約108mm、高さも60mmほどと、なかなか手でつかみ切るのも難しい大きい純正品のセンターキャップです。
このリヤホイール周りデザイン性が低いジムニーの純正センターキャップを交換し、フロントハブのデザインともマッチするXCホイール用のカスタムセンターキャップを商品化に向けて進めております。
1次試作品を装着した状態
完成したカスタムセンターキャップの1次試作品をジムニー(JB64 XC)の実車に装着した状態がこちらになります。
1次試作品とはいえ、インジェクション型から射出テストしたものであり、ここまでの仕様をまとめるまでには数多くの形状や素材でもテストは行われてきたものです。
この時点で概ね狙った設計値に近い状態になっており、9割方完成している状態です。
まずは構造設計が成り立っているか、成形時の収縮などで影響が起きないか実車確認用としての1次試作品となりますので、製品的な加飾などが施されていない状態です。
既に樹脂型で形成されるデザイン面ではフロントハブにマッチする立体的な形状が感じられるかと思います。
販売開始に向けて樹脂型の最終調整中
ジムニー用カスタムセンターキャップのベースは樹脂製となりますので、こちらが射出用の金型コア(製品表面側)になります。
現在、こちら側の金型を最終調整しており、シボと鏡面仕上げのコンビネーションを施して、より立体感が生まれる表面仕上げを施していきます。
当初はリヤのセンターキャップも全てをアルミフルビレット品で製作しようと考えてはおりましたが、なかなか大きく内部が空洞のために、材料分と加工分で相当お高い製品になってしまうことから、金型は必要となってしまいますが、ベースを樹脂製としてアクセントにアルミを用いた設計構造に変更してきました。
こちらの最終調整が完了しましたら、生産を開始していきますが、生産準備も並行しておりますので、今後それほどお時間はかからないでリリースを開始できそうです。
その他にも進行中のアイテムがございますが、またそちらの方も別記事でご紹介して参ります。
この記事は機械加工の中でもアルミフルビレット技術を駆使して独自の観点によって「独創性のアイテム」を造り出す、alumania(アルマニア)の専門スタッフにより執筆されています。
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